全日本空輸は3日、約2100億円の公募増資を実施すると発表した。資金の一部をアジアの航空会社のM&A(合併・買収)に投じ、成長著しい域内需要を取り込む。9月に再上場する日本航空もアジア戦略を強化する方針で、国内大手2社の盟主争いが再び始まる。格安航空(LCC)も存在感を高めており、アジアの空を巡って競争が激しさを増す。公募増資の払込期日は25~27日。「増資で得た資金を攻めと守りに半分ずつ使い
日系LCC3社が次々とスタートする2012年。既存の航空会社は揺れ、スカイマーク株は半値に下落した。正面から競合する日韓線は、「敗者」を決める消耗戦になる。 日本初のLCC(格安航空会社)、ピーチ・アビエーションが3月1日に就航した。関西国際空港をベースに、札幌(新千歳空港)、福岡路線を開設。今後は関空~長崎、関空~鹿児島線を飛ばすほか、5月には国際線への参入を予定している。関空とソウル(仁川)や香港、台北(桃園)などを結ぶ計画だ。 夏にはLCC2社(ジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパン)が新たに就航する。当面は成田空港を拠点に札幌や福岡、沖縄(那覇)を結ぶが、今後は成田~ソウル(仁川)をはじめとした国際線市場にも乗り込む。 既存の国内航空会社は、こうした新規LCCの路線戦略を注意深く見つめている。就航路線が重なれば、乗客の争奪戦が起きるのは必至だからだ。 LCC就航前から、既存
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