心身ともに「体を張れ」−。FC東京は16日、柏と練習試合(鹿児島・国分運動公園多目的広場)を行い、1−1で引き分けた。昨季8位の“格上”を相手に、中盤の攻防で大苦戦。指揮官は判断、技術力の甘さを指摘した上で、「全部きれいごとではいけない」と、体を投げ出すような姿勢、失敗を恐れないアグレッシブなプレーを求めた。 猛攻に耐えた。後半43分にはGK塩田が抜群の反応で相手PKをストップ。柏の新戦力MFポポ、アレックスの攻撃ラインを守備網で寸断し、ドローに持ち込んだ。代表、五輪組が不在の中、守備面での収穫はあった。だからこそ、城福監督は力を注いでいる攻撃面の課題ばかりを口にした。 城福監督「スキルが追いつかないシーンが多い。プレッシャーを怖がり、ワンタッチのパスで“逃げて”しまう。ようやくアタッキングサードまで運んできても安全なパスを選択してしまう。判断の質、意識をもっと上げないといけない」 ボール