1999年元旦、サッカー天皇杯優勝を最後に消滅した横浜フリューゲルス。そのオーナー企業だった建設会社・佐藤工業(本社・東京)が、2002年に経営破綻してから7年半にわたる再建の末、今月7日に東京地裁から会社更生手続きの終結決定を受けた。再スタートを切ることになった杉晟(すぎ・あきら)社長(68)は「サッカー界にもできる範囲で恩返しがしたい」という。日本テレビが東京ヴェルディから全面撤退するなど、Jクラブの経営が再びクローズアップされている中、その本音を聞いた。(聞き手=夕刊フジ編集委員・久保武司) −−02年に会社更生法の適用を申請、更生計画を進め、計画を前倒しして再建を果たすことになった 「債権者の方々をはじめ株主の方々、取引先の皆様やサッカーのおかげでもあります」 −−サッカーとは? 「川淵キャプテンや元横浜フリューゲルスの選手から激励のメッセージを頂きました。また、サッカーを