真っ赤に焼けた鉄を、ハンマーで叩く鍛冶職人。一見、女性とは縁遠い鍛冶の世界に、一般企業のOL職から飛び込んだのが岡本友紀さんだ。注目の女性鍛冶職人として活躍する岡本さんのお仕事ストーリーをうかがった。 岡本友紀/la forgerone(ラ・フォルジュロン) 証券会社に約4年間勤務後、鍛冶職人に弟子入り。10年間の修行期間を経て独立し、広島にアトリエ「la forgerone」を構える。オリジナル作品を次々発表し、企業とのコラボレーションなども多数。 ■証券会社のOLから、鍛冶職人の世界へ「OL時代によく通っていた地元・広島のカフェに飾られた、鉄製のシャンデリアに一目惚れしてしまって。すぐに私も鍛冶職人になりたい!と思い、その月末に勤めていた会社を辞めました」 厳しい職人の世界に足を踏み入れたきっかけを、あっけらかんと笑顔で話す岡本さん。行きつけのカフェで一目惚れした鉄製シャンデリアの作者