(前編の主な内容) 22歳の時に高校の同窓会で再会したのをきっかけに交際・同棲した九州在住の男性。交際後、相手の女性は脳の一部の神経細胞が失われていく遺伝性・進行性の疾患(指定難病)のハンチントン病と診断された。だが、男性は愛を貫き結婚し、話し合って妊活を決意した——。 難病だが、障害年金はおりず、医療費の公費負担も得られなかった (前編からつづく) 相手の女性が指定難病と知りつつ結婚入籍した瀬戸良彦さん(仮名、現在40歳・独身)は27歳になった頃、それまで勤めていた会社を退職し、地元九州で親族が経営する小さな会社へ転職することにした。 妻はハンチントン病という疾病にかかっていたが、2人でよく相談して妊活を決意。念願かなって妊娠したため、妻の介護と生まれてくる子の育児の両立を考え、互いの実家がある故郷に戻り、親族が経営する会社を手伝うことにした。「将来のためにはどちらかの実家へ身を寄せたほ

