(英エコノミスト誌 2011年1月8日号) アフリカは今や、世界で最も急速な成長を遂げる地域の1つだ。 BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の台頭や、アジア経済がその他地域を凌ぐようになった経済力の東方シフトについては、多くのことが書かれてきた。 だが、過去10年間の意外なサクセスストーリーは、別のところに存在する。 本誌(英エコノミスト)の分析では、2010年までの10年間に世界で最も急速に成長を遂げた国上位10カ国のうち、実に6カ国がサハラ砂漠以南のアフリカ諸国であることが明らかになった(表参照)。 BRICsの中で唯一、トップ10入りを果たしたのは、アンゴラに次いで2位に付けた中国だ。 その他5カ国のアフリカ勢は、ナイジェリア、エチオピア、チャド、モザンビーク、そしてルワンダで、どの国も8%前後もしくはそれ以上の年間成長率を記録している。 中南米諸国を凌ぐ成長率、今後5年間で