喰うか、喰われるか。ネット業界の熾烈な内幕――『FAILING FAST マリッサ・メイヤーとヤフーの闘争』解説 佐々木俊尚 作家・ジャーナリスト 情報 #マリッサ・メイヤー#ヤフーの闘争 かつてヤフーはインターネット革命の旗手だった。しかし近年、グーグルやフェイスブックといった新興勢力に押され苦戦を強いられている。そこへ救世主として現れたのが、当時37歳のマリッサ・メイヤーだった。Googleニュース、Googleマップ等の構築に携わり、若くしてグーグル副社長に昇進した才女の突然のヤフーCEO就任に、期待が高まった。しかし就任3年目の現在、業績の後退を止められず、失望が広がり始めている。なぜ彼女は力を発揮できないのか? 『FAILING FAST マリッサ・メイヤーとヤフーの闘争』から佐々木俊尚氏による解説を転載する。 ネット企業の興亡は、人々がどのようなインターネットの経路を使い、目的