今回は 16歳で私を産んだ母との関係についてです。 彼女は陣痛がくるまで 周囲には妊娠を隠しとおし 16歳で私を産みました。 当時のことをきくと 恥ずかしい気持ちや そのままにしていればなんとかなるという 未熟さゆえの出来事だったそうなのです。 そんな状態で出産当日に 彼女の両親は妊娠を知り 大騒ぎになりました。 そして 情が湧いてはいけないという計らいから 私は実母と一度も顔を合わせることなく 養護施設へ迎えられました。 のちに私が大人になり 実母を探し出して会って以来 彼女は何回もその事実を 私に謝罪していました。 これまで私の方はというと 自分が生きづらいことを 親のせいにして生きるのは 自分の為にならないと思い 前に進みたいからこそ 許そう忘れようとしてきました。 けれども 本当はそこにずっと蓋をして 忘れたふりをしてただけなんですね。 そんな私に 「ごめんね」と謝ってくれた彼女。