東京モーターショーに出展したマツダ『VISION COUPE』の評価が真っ二つに割れている。興味深いことに一般の人に聞くと半分以上の意見として「カッコ良い」。自動車メーカーのデザイナーに代表される玄人筋ほど「う~ん」な評価だったりします。なぜ意見割れるのだろうか? 私もデザイン的には絶賛したいが こらもう簡単だ。カッコだけ追求したデザインにするのか、実現出来るデザインにするのか、です。他の自動車メーカーのデザイナーA氏は「やはりサスペンションストロークや、居住性、搭載されるエンジンなどを考えてデザインしないとクルマとは言えません」。 続けて「前回の東京モーターショーでも同じようにカッコだけのクルマを出しましたが、1度なら良いと思います。でも今回全く同じことをやってきた。どこのメーカーのデザイナーだってスケッチと同じようなクルマを作ったら素晴らしいですよ。でもそれは商用デザインじゃないです」