エドワード・リードによるアンダーグラウンド心理学。UX デザインから生態心理学を経由して、さらにその源流まで遡っていく。 アンダーグラウンド心理学のはじまり アンダーグラウンド心理学という架空の学派の創始者は、チャールズ・ダーウィンの祖父にあたるエラズマス・ダーウィン(1731-1802)である。 彼が唱えた流体唯物論によると、動物や植物など、すべての生きた自然(有機体)は、「感じ(フィーリング)」と「感覚(センシビリティ)」を持っている。この「魂」のようなものの物質的基盤は、身体の隅々まで流れるエーテル体であり、これはすべての有機体が兼ね備えた特性である。つまり自然に遍在している。 このようにエラズマス・ダーウィンは、まるで「アフォーダンス」を知っているがごとく、環境を一元論として捉えていた。しかしリベラルなプロテスタントが強かった時代において、こうした発想は無神論であるとされ、受け入れ
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