将棋の八大タイトルの1つ、「王位戦」の第1局が愛知県で行われ、挑戦者の豊島将之九段(32)が藤井聡太五冠(19)に勝ちタイトル奪取に向けて好スタートを切りました。 「王位戦」は藤井五冠に豊島九段が挑む前回と同じ顔合わせで、第1局は28日、愛知県犬山市で始まりました。 対局は、先手の豊島九段が序盤から積極的に攻めを仕掛け、藤井五冠がしのぐ展開で、2日目に入っても豊島九段は休むことなく攻め続け藤井五冠は防戦一方となりました。 終盤、藤井五冠は反撃を見せますが、午後5時28分、121手までで投了。 豊島九段が初戦を飾り、タイトル奪取に向けて好スタートを切りました。 豊島九段は今回の勝利で、藤井五冠とのタイトル戦での連敗を「6」で止め「攻めがつながるか微妙な展開で難しい形だったが、最後は自分の読みに『抜け』がなければ勝ちだと思った。次もしっかり準備をして頑張りたい」と話していました。