ブックマーク / febri.jp (44)

  • 『リコリス・リコイル』足立慎吾が初監督作で描きたかったこと① | Febri

    ――『リコリス・リコイル』は足立さんにとって初監督作品でもありますが、どのような経緯で参加したのですか? 足立 企画自体は、僕が参加する以前からアニプレックスさん主導で動いていたみたいですよ? すでにアサウラさんのプロットがあり、そろそろ監督を探そうかということで声をかけていただきました。その時点では引き受けるかどうかは保留で、とりあえず会議に出ていろいろと意見を出していたら、そのまま流れで監督をすることになった感じですね。 ――会議に参加した時点で、世界観やキャラクターはどの程度固まっていたのでしょうか? 足立 喫茶リコリコのキャラクター5人についてはすでに設定があり、そこは名前も含めて変わっていません。逆に世界観についてはカッチリとしたものはほとんどなく、当時は「女の子で『シティーハンター』的な……」というコンセプトだったようです。表向きは喫茶店だけど、その裏では銃を片手に危険な任務に

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    harite 2022/08/02
  • 10年分の感謝を込めて!『劇場版アイカツプラネット!』キャスト座談会② | Febri

    音羽舞桜・ハナ役の伊達花彩、陽明咲・ローズ役の宇野愛海、月城愛弓・キューピット役の瑞季、栗六杏・アン役のエイミーのメインキャスト4名が『劇場版アイカツプラネット!(以下、劇場版)』の制作裏話を語る。インタビュー後編では各ユニットの楽曲やステージシーンの印象、劇中で好きなシーンといった深い話題を聞いた。 ――『劇場版』ではハナとローズの「Tick×Tackノスタルジア」、キューピットとアンの「パラレラワールド」というふたつの楽曲のステージシーンがありました。それぞれの印象を教えてください。 宇野 以前にハナとローズで歌った「ファンタジっくイマジネーション」はまさに王道アイドルソングといえる明るい曲調でした。今後もふたりで歌うときはそういう路線の曲が続くと思っていたんですけど、「Tick×Tackノスタルジア」がすごく落ち着いた大人っぽい楽曲だったので意外でしたね。 伊達 でも、私としてはこう

    10年分の感謝を込めて!『劇場版アイカツプラネット!』キャスト座談会② | Febri
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    harite 2022/07/23
  • 10年分の感謝を込めて!『劇場版アイカツプラネット!』キャスト座談会① | Febri

    ――『劇場版アイカツプラネット!(以下、劇場版)』の制作が発表されたときは、どのような気持ちでしたか? 伊達 発表されたのは、私が登壇した2021年10月の「サンライズフェスティバル2021 REGENERATION」というイベント内だったんですけど、私は事前に何も聞いていなくて、当にサプライズだったんですよ。あまりに驚きすぎて、思わず泣きそうになっちゃいました。当日は私のお母さんも客席にいたんですけど、お母さんは泣いちゃっていました。 宇野 私も驚きましたけど、それ以上にまた『アイカツプラネット!』の世界に入れることがすごくうれしかったことをおぼえています。 瑞季 TVシリーズを撮影していたのがだいぶ前で、それからけっこう時間が空いていたので、まさか劇場版があるなんて思っていませんでした。うれしいサプライズでしたね。 エイミー 私もうれしかったです。TVシリーズのときは「もっとこうした

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    harite 2022/07/19
  • 加藤大典① 幼少期の思い出が仕事とリンクした『鎧伝サムライトルーパー』 | Febri

    アーケードゲーム『ワッチャプリマジ!』のプロデューサーであり、『KING OF PRISM』では「プリズムジャンプ原案」、『ワッチャプリマジ!』では「イリュージョン原案」などのクレジットでアニメにも参加している加藤大典。その卓抜したイマジネーションの源流をたどるインタビュー連載は、幼少期の思い出からスタート! ――日はよろしくお願いします。 加藤 この連載、皆さん当にしっかりした話、面白い話ばかりされていますよね。僕はつまらない話しかできないので……。 ――――いやいや、そんなこと言わずに。1目は『鎧伝サムライトルーパー(以下、トルーパー)』。これまでのFebri TALKで出ていない作品ですし、どんな切り口の話になるのか、気になります。 加藤 僕は1978年生まれなので、1988年放送開始の『トルーパー』は小学校3~4年生、10歳頃に触れた作品でした。その頃が、人生でいちばんアニメ

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    harite 2022/07/11
  • 菱田正和② 職業監督としての自分を確立した『プリティー』シリーズ | Febri

    サンライズ時代には数多くの男児向け作品やSF作品に参加し、フリー転向後は女児向けの長期シリーズや女性ターゲットの作品を手がけるなど、ジャンルにとらわれずに最前線で活躍を続ける菱田正和。そのルーツをたどるインタビュー連載第2回は、職業監督としての立場とスキルと身につけたアニメ『プリティー』シリーズについて。 ――『プリティーリズム・オーロラドリーム』に始まる『プリティー』シリーズは菱田さんが長く携わってきたシリーズで、自身の2010年代を象徴する作品と言えますね。 菱田 そうですね。2008年に『ヤッターマン』で初めてタツノコプロさんと仕事をさせてもらい、その流れでオファーをいただきました。それまでロボット作品や男児向け作品ばかりをやっていたので、最初は「なぜ僕に?」と驚きました。 ――女児向け作品のノウハウはなかったのですか? 菱田 いっさいなかったです。とはいえ、男玩(男児向け玩具)もの

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    harite 2022/07/07
  • 菱田正和① アニメ業界に入った唯一の理由『機動戦士ガンダム』 | Febri

    サンライズ時代には数多くの男児向け作品やSF作品に参加し、フリー転向後は女児向けの長期シリーズや女性ターゲットの作品を手がけるなど、ジャンルにとらわれずに最前線で活躍を続ける菱田正和。そのルーツをたどるインタビュー連載の第1回に挙がった作品は、アニメ業界に進むきっかけとなった『機動戦士ガンダム』。 ――『機動戦士ガンダム(以下、ガンダム)』はリアルタイムで見ていたのですか? 菱田 いえ、放送当時は小学校低学年でしたが、リアルタイムでは追っていなくて、クラスでガンプラが流行ったタイミングで初めて『ガンダム』の存在を知りました。もともとそんなにアニメを見る子供ではなかったんですが、ガンプラを見たときに「モビルスーツってカッコいいな」と感じて、自分でも作ってみたいと思ったんです。ところが当時は近所のおもちゃ屋さんに行っても発売日に行列ができるくらい大流行していて、なかなか手に入らない状態だったん

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    harite 2022/07/04
  • 監督が語る大ヒットアニメ 『その着せ替え人形は恋をする』の制作秘話② | Febri

    ――篠原監督が考えるヒロイン・海夢の魅力は? 篠原 海夢は素直に「かわいい」って思える女の子だと思っています。見た目だけの話ではなくて、明るく元気なところや、他人にリスペクトを持っているところも素敵です。これは僕の想像ですけど、海夢だけでなくジュジュ(紗寿叶)も他人へのリスペクトを持っている子なので、原作者の福田(晋一)先生がそういう考えをお持ちなのだと思います。あと海夢の魅力はギャップにあると思っています。たとえば、普段はすごく積極的なのに、恋愛面では面と向かって好きっていえないとか。見た目は少し軽薄そうかもしれませんが、中身はしっかりしていて、でも10代らしいところもある。そういうところに海夢の魅力を感じます。 ――では、もうひとりの主人公・新菜の魅力とは? 篠原 新菜は自尊心が低く、他人とのコミュニケーションを苦手としていますが、変にこじれているわけでなく素直なところがいいなと思いま

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    harite 2022/06/02
  • 監督が語る大ヒットアニメ 『その着せ替え人形は恋をする』の制作秘話① | Febri

    ――まずは篠原監督がアニメ『着せ恋』の監督をすることになった経緯を教えてください。 篠原 アニメーションプロデューサーの梅原(翔太)さんから声をかけてもらいました。以前、『キズナイーバー』という作品でご一緒した石田一将(キャラクターデザイン・総作画監督)さんが推薦してくださったんです。スタッフィングは基的に梅原さんにおまかせだったのですが、副監督の平峯(義大)さんは、気心が知れていて腕のいい演出が必要だと思い、自分から声をかけさせていただきました。 ――原作コミックスを読んだときの印象は? 篠原 読み始めの頃は、率直にいうと「エッチだな」と思いました(笑)。ですが、読み進めていくうちに、海夢と新菜がコスプレに真摯に取り組んでいるところが見えてきて、ふたりの成長など、ドラマ的な部分に魅力を感じるようになりました。原作第2巻(アニメの第4話「これ、彼女のとか?」)にあった深夜に泣きながら衣装

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    harite 2022/05/31
  • 『ワッチャプリマジ!』ゲームとアニメをつなぐ「イリュージョン原案」の仕事② | Febri

    「プリティーシリーズ」の4作目として放送中の『ワッチャプリマジ!(以下、プリマジ)』。加藤大典氏に「イリュージョン原案」の仕事について聞いた前編に続き、後編では、相補的なゲームとアニメの関係性について語ってもらった。 ――アニメのライブシーンはどのように作っているのでしょうか? 加藤 楽曲はアニメのものなので、曲に合わせてステージを作っていく流れです。衣装や小物などの素材はゲーム側で用意するのですが、そのまま再現するのが難しいシークエンス、たとえば、ゲームではコインを投入すると妖精さんが衣装を持ってきてくれる「フロートタイム」の見せ方などは、アニメではそのまま導入できないと思うのでライブ演出の小林(浩輔)監督にアレンジしてもらっています。いちおう事前に絵コンテは見せてもらっているのですが、チェックというほど厳格に見ているわけではないですね。ゲームにはゲームに最適の展開があり、アニメにはアニ

    『ワッチャプリマジ!』ゲームとアニメをつなぐ「イリュージョン原案」の仕事② | Febri
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    harite 2022/03/24
  • 『ワッチャプリマジ!』ゲームとアニメをつなぐ「イリュージョン原案」の仕事① | Febri

    ――ゲームとアニメの二軸で展開する作品ですが、ライブシーンはどのような流れで制作しているのでしょうか? 加藤 ゲームが原作なので、ベースはゲームのほうで作っています。作品内に登場するステージのデザインやライブシーンの特殊演出である「イリュージョン」、魔法の呪文の「マナマナマジパチュッピ」とか、あとはカードが登場したりとかいろいろな要素がありますが、ゲーム側で用意してアニメでも活かしてもらうかたちです。これまでの「プリティーシリーズ」の『プリティーリズム』『プリパラ』『キラッとプリ☆チャン』と同じです。 ――加藤さんはアニメでは「イリュージョン原案」とクレジットされていますが、どのような役職なのでしょうか? 加藤 これまでは「協力」と入れてもらっていたんですが、今回はなんだか気持ちがざわついて、珍しい名前で入れたいと思ったんです。『KING OF PRISM』のときは「プリズムジャンプ原案」

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    harite 2022/03/24
  • 『ワンダーエッグ・プライオリティ』が特別なアニメだった理由③ | Febri

    若林(信)と山﨑(雄太)はかつて別のスタジオに勤務していた先輩・後輩の関係で、これまでもともにさまざまな作品に参加し、山﨑はそばで若林のワークスを見てきた。「『この人についていけば面白い景色を見せてくれるんじゃないか?』と期待をさせてくれる人ですね。毎回『攻めの試合』をしてくれて、残り時間を守りきれば勝てるような場面でも危険を冒して取りに行く。それが作品に関わる人にとって、いちばんいいとわかっている。集団作業の中でそれをするのはかなり勇気がいることですが、毎回きちんと結果を出している人だと思います」(山﨑) 山﨑が作に副監督として参加するきっかけも、先のスタジオで同期だったアニメーター・小林恵祐の強いすすめによるものだった。「『この作品が、というよりも若林さんの作品はきっと大変になる。それを補佐する人間が必要だからザキが入れ』とどんどん話を進められてしまったんです」と笑いながら語る。もち

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    harite 2022/01/20
  • 『ワンダーエッグ・プライオリティ』が特別なアニメだった理由② | Febri

    世の中を席巻する数々の大ヒットドラマを生み出した野島伸司が、初めてアニメの原案・脚を手がけた『ワンダーエッグ・プライオリティ(以下、ワンエグ)』。若きクリエイターたちの情熱と瑞々しさがありつつも、行き届いた演出力で見せる個性豊かなフィルムとなった『ワンエグ』が、なぜオンリーワンになり得たのかをコアスタッフへの取材をもとに探る全3回の特集。第2回ではアクションディレクター・川上雄介(以下、川上)と副監督・山﨑雄太(以下、山﨑)のふたりに、若林監督の演出スタイルを聞く。 アニメーター・川上は「壁」を感じていた。「正直、褒めてもらえる理由があまりわかっていない」と漏らす。アクション作画を得意とする彼は、これまで『ブラッククローバー』や『SSSS.GRIDMAN』などの作品に参加し、CGを利用してアクロバティックな空間を作画で表現してきた。若手でありながら重責を担ってきた人物だ。そんな川上は周囲

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    harite 2022/01/19
  • 『ワンダーエッグ・プライオリティ』が 特別なアニメだった理由① | Febri

    作がTVシリーズ初監督作品となる若林は野島から脚を受け取った際、「女の子の青春群像劇的な部分をドキュメンタリックに作ってほしい」と伝えられたという。「キャラクターが勝手に動くことを求められていると理解しました。ロジックで固められたストーリーは、たしかに綺麗に説明できると思いますが、それだけでは面白くならないと思うんです。最初はキャラクターをわかりやすく描こうとするあまり、セリフや描写に力が入りすぎてしまったので、野島さんに相談したところ『もっと、何を考えているかわからないぐらいの距離感がいい』と教えていただきました。『その人が予定調和を壊すことで面白いドラマが生まれる』。僕自身も予定調和にはしたくないと思っていたので、粘り強く取り組んでいきました」 作の制作において最初に取り組んだのは、キャラクターづくりだった。野島が書いたシナリオはすでに存在する。しかし、そこにはまるで演出の力を試

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    harite 2022/01/18
    「アイちゃんは『22/7「あの日の彼女たち」』の『滝川みう』に影響を受けています。」
  • 白土晴一③ 設定考証の役割を学んだ『ヨルムンガンド』 | Febri

    SF、ファンタジー、現代もの……数々の作品で設定考証を手がけ、『OBSOLETE』ではその延長線上で共同監督を務めた白土晴一。インタビュー連載の最終回は、原作・アニメ双方に携わり、現在の仕事につながる流儀を身に着けた思い出の作品を語る。 ――最後は『ヨルムンガンド』です。お仕事で関わっている数あるタイトルの中で、この作品を選んだ理由は何でしょう? 白土 この作品の前から、バンダイビジュアルの湯川淳さんに声をかけられてアニメに関わり始めてはいたんですけど、原作の立場から関われた最初の作品なんです。 ――原作コミックへの関わり方は、どのようなものだったのですか? 白土 僕が参加することになったのは、単行3巻の半ばくらいの内容まで連載が進んでいたタイミングでした。そこまでの内容を踏まえたうえで、原作者の高橋慶太郎さんと編集者の夏目晃暢さんとの間で開かれていた会議に参加し始めたんです。僕が理詰め

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    harite 2022/01/14
  • AI×ミュージカルのエンタメ作品『アイの歌声を聴かせて』 吉浦康裕×大河内一楼対談② | Febri

    全国で公開されている映画『アイの歌声を聴かせて』。AI×ミュージカルという異色の組み合わせにトライした吉浦康裕(原作・脚・監督)×大河内一楼(共同脚)による対談の後編では「誰もが楽しめるエンターテインメント作」を目指して作り上げた世界観とキャラクター造形、さらにAIの理想が描かれた物語の結末について迫る。 ――『アイの歌声を聴かせて』は高校生たちが主役ですが、サトミの母・美津子が在籍する星間エレクトロニクスや、そこで働く人々も描かれています。 吉浦 大人の世界に関しては、大河内さんに95%くらい補強していただきましたね。 大河内 とはいえ、大人のドラマを多く描くつもりはなかったんです。あくまで主人公はサトミたちなので、短い時間に大人側のリアリティをどのように出せるかを考えました。AI実験の理由などの背景情報を描きつつ、会社の人間関係を描く。そのうえで、美津子というキャラクターを描きたい

    AI×ミュージカルのエンタメ作品『アイの歌声を聴かせて』 吉浦康裕×大河内一楼対談② | Febri
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    harite 2021/11/04
  • AI×ミュージカルのエンタメ作品『アイの歌声を聴かせて』 吉浦康裕×大河内一楼対談① | Febri

    土屋太鳳演じるポンコツAI・シオンのミュージカルシーンが大きな見どころとなっている映画『アイの歌声を聴かせて』。作でAI×ミュージカルという異色の組み合わせを、どのように物語に落とし込んだのか。前編では、ふたりにミュージカルシーンへのこだわりを聞いた。 ――今回はどのような経緯で共同脚という形になったのでしょうか? 吉浦 企画の立ち上げは、王道のエンターテインメントを劇場のオリジナル作品として制作する、というものでした。AIは私が以前から取り上げてきた得意な題材だったこともあり、AIプラス群像劇で物語を作りましょうということでまとまりました。その段階で、企画とプロットは僕がひとりで書いています。シオンに相当するキャラクターが転校してきて、高校生たちに変化をもたらす――という基的な構造もすでにありましたね。ただ、オリジナルで勝負する以上、あと一歩インパクトがほしいということで、プロデュ

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    harite 2021/11/02
  • 京極尚彦③キャラを大事にする演出の原点『プリティーリズム・オーロラドリーム』 | Febri

    京極尚彦がインタビュー連載の3作目に挙げたのは、女児向けアニメ『プリティーリズム・オーロラドリーム』。『ラブライブ!』の監督として飛躍をするきっかけは、師と仰ぐ菱田正和監督の下で学んだ日々にあった。 ――3作目は『プリティーリズム・オーロラドリーム(以下、オーロラドリーム)』ですが、これまでに挙げた『パトレイバー』とはジャンルも作風も違いますね。 京極 サンライズに入って、初めてのCG演出的な仕事が『陰陽大戦記』でした。主人公たちが式神を呼び出して戦うアニメで、神操機(ドライブ)から文字が飛び出したりするんですが、最初は『パトレイバー』との落差にクラクラしていました(笑)。でも、この作品と『ケロロ軍曹』の演出をやったおかげで、子供に楽しんでもらえる気持ちよさを知ったんです。 ――『オーロラドリーム』の監督・菱田正和さんとはここで接点ができるんですね。 京極 菱田さんは僕の師匠で、僕のCG

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    harite 2021/10/30
  • 鈴木貴昭③アニメ業界へ飛び込む転機となった『赤ずきんチャチャ』 | Febri

    豊富なミリタリー知識を生かし、『ストライクウィッチーズ』をはじめ数多くの作品で世界観設定や軍事考証などを務めるライター・鈴木貴昭が選ぶアニメ3選。3目はアニメ業界を目指す直接的なきっかけとなった『赤ずきんチャチャ』についてのインタビュー。 ――3作目は1994年放送の『赤ずきんチャチャ』です。作はいわゆる女児向けの変身ヒロイン作品ですよね。 鈴木 僕がまだ会社員をしていた頃、風邪をひいて数日間寝込んだことがあったのですが、そのときに大学時代の先輩が「これを見ろ」と送ってきたのが『赤ずきんチャチャ』のビデオでした。当時、その先輩がハマっていて、言わば布教活動の一環で私に送りつけてきたんですが、実際に見てみたらまんまとやられました。ハイスピードな掛け合いとシュールなギャグセンスに度肝を抜かれ、さらに作画もよかったですし、いわゆる「チャチャ三羽烏」と呼ばれた演出陣(大地丙太郎、佐藤竜雄、桜井

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    harite 2021/10/15
  • 最終回直前! Sonny Boyを解き明かす、夏目真悟監督各話コメンタリー② | Febri

    夏目 第6話までが第1部で、第7話からは第2部です。中学校を卒業して漂流者になった長良の就職編ですね(笑)。あの延々とブロックを運び続けるバベルの塔の環境は、社会における労働行為のテンプレートな表現として描いています。この回では、労働者として他の漂流者もたくさん出てきますが、彼らは身体の成長や老化は止まった状態です。ただ、意識がある限り、精神は状況に合わせて変容していくじゃないですか。単純に老いてもいくだろうし、知識を得て成長をするかもしれないし、絶望や諦念から退化するかもしれない。そういう年齢を重ねていくことでの精神の変化を、この世界に来たばかりの長良と、長年働き続けている二つ星の対比から描こうとしました。

    最終回直前! Sonny Boyを解き明かす、夏目真悟監督各話コメンタリー② | Febri
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    harite 2021/09/28
  • 最終回直前! Sonny Boyを解き明かす、夏目真悟監督各話コメンタリー① | Febri

    夏目 状況説明はあとまわしにして、まずはキャラ紹介に重点を置きました。どういう個性の子供たちがいて、どういう関係性なのか――とくに第1話に関しては、長良(ながら)と希(のぞみ)が出会う話ですね。最初は自分でもひと言でうまく説明できなかったのですが、第1話の制作がある程度進んだところで峯田さん(峯田和伸。銀杏BOYZ)に主題歌を発注して、それが「少年少女」というタイトルで上がってきたんです。そのタイトルを見て、「見事に説明してくれた!」と。まさに少年少女、長良と希の出会いが象徴的な青春ものですね。 今回の構成は、オープニングがありません。峯田さんもそれを踏まえたうえで楽曲を制作してくださいました。劇伴を使わなかったのは、普通はシーンごとの企みやキャラクターの個性を音楽で盛り上げていくものなのですが、今回は大げさにしたくなかったんです。現象だけを見せて、それが積み重なっていくと、わからない部分

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    harite 2021/09/28