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  • 日常×麻雀アニメ『ぽんのみち』誕生秘話をプロデューサーが語る! | Febri

    現在放送中の『ぽんのみち』は、広島県・尾道を舞台に女子高生たちがゆるく麻雀を楽しむ日常系アニメだ。キャラクター原案を『五等分の花嫁』で知られる春場ねぎが手がけたことや、講談社による初のアニメオリジナル作品ということでも注目を集めているが、なぜ「日常系で麻雀」という異色のジャンルを選択したのか? 企画の成り立ちや制作の舞台裏を、プロデューサーの立石謙介に聞いた。 ――講談社がコミック原作ではないアニメを作るにあたって、「日常系×麻雀」というジャンルを選んだ理由をお願いします。 立石 以前から、講談社のコミックにあまりないジャンルをアニメオリジナルでやってみたくて、その条件に当てはまるものとして、いわゆる「日常系」はどうだろうと思っていたんです。そんな話を『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』の打ち上げでしたら、1週間後くらいに打ち上げで一緒だったMBSの亀井さんから「あの話、やりませんか?」という連絡をい

    日常×麻雀アニメ『ぽんのみち』誕生秘話をプロデューサーが語る! | Febri
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    harite 2024/03/05
  • 自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー③ | Febri

    ――物語が進んでいく中で、愛音(あのん)にも挫折があったことが示されます。彼女にもトラウマを持たせた理由は何でしょうか? 綾奈 第1話で愛音が「またダメにならないように頑張ればよくない?」と言いますよね。彼女のああいう吹っ切れ感やある種の雑さが、CRYCHIC(クライシック)の解散後、前向きな気持ちになれなかった燈(ともり)に影響を与えるようにしたかったんです。燈には「ダメになってもやり直せる」という発想がまったくなかったので、愛音のその言葉を聞いてびっくりする。愛音自身は完璧な人間ではないですが、燈にとって自分にない価値観を持った素敵な人に映ったはずです。 ――誰もが悩みを持つというのは現実的な話ですし、第7話でライブが成功したものの、メンバー間には不協和音が流れるところもリアルだなと思いました。 綾奈 あそこは描いていて「面白くなったな」と思いましたね。作はこれまでの『バンドリ!』シ

    自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー③ | Febri
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    harite 2023/11/01
  • 自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー② | Febri

    ――『It’s MyGO!!!!!』の映像演出については、柿(広大)監督とも話し合いを重ねたのでしょうか? 綾奈 演出プランに合わせて脚を書いた回もありました。とくに第3話は「一人称視点でやりたい」と希望があったので、参考として(主人公の主観で物語が進む)『マルコヴィッチの穴』を見ました。ここまで映像のイメージがある状態で脚を書くのは初めてだったので、面白かったです。 ――全編が燈(ともり)の視点から描かれた第3話は話題になりました。 綾奈 脚のセリフの部分にほぼ「OFF」って書いてありますからね(※キャラクターの口が見えない状態でセリフを話すこと)。まったく映っていないのもどうかと思ったので、ときどき鏡に顔を映したり。燈は基、下を向いていて、自分の顔を見る機会があまりなくて。初ライブのあと、祥子(さきこ)に「いい顔してますわ」と言われて鏡を見て、そんな自分の顔にちょっと驚いたと

    自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー② | Febri
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    harite 2023/11/01
  • 自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー① | Febri

    ――『It’s MyGO!!!!!』は、視聴者も想定外のシリアスなドラマになりました。 綾奈 最初にプロデューサーから「がっつりシリアスなドラマが見たい」という依頼がありました。それを聞いて「自分の人生を差し出そう」と思ったんです。それが「一生、バンドしてくれる?」というセリフにもつながっていくのですが。 ――つまり、実体験が反映されているわけですね。 綾奈 はい。お話をいただいた当時、燈(ともり)みたいに人間関係で裏切られ、人間不信に陥っていました。その気持ちを、燈に背負ってもらった感覚はあります。 ――キャラクターに託すことにしたと。 綾奈 虚実の実のあるドラマが描けるのではないかと期待して。世間に自分の状況を説明したいということではなく、こういう経験って誰にでも起きると思うし、私自身も悩んでいる真っ最中だから、どこへ向かうかまったくわからない。そういうものと向き合いながら物語を作って

    自身の苦悩とエゴに向き合い、たどり着いた「心情」の物語 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』シリーズ構成・綾奈ゆにこインタビュー① | Febri
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    harite 2023/10/30
  • Febri RECOMMEND 「当たり前」の苦悩と希望を描き続けた 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の向かう先 | Febri

    BanG Dream! It’s MyGO!!!!!(以下、It’s MyGO!!!!!)』は、今までの『バンドリ!』シリーズとは明らかに異なる作品だ。これまでの『バンドリ!』シリーズが持っていた明るさやキラキラ感は局所的に描写されるに留まり、作品の根幹をなす物語には濃い影があって、ずっしりとした重みがある。主人公の燈(ともり)をはじめ、バンドを結成することになる5人には、それぞれ忘れたくても忘れがたい過去のトラウマがあり――そういったものとは無縁だと思われていた楽奈(らーな)にも「居場所がなかった」時期があったことが、第11話で彼女の祖母の言葉から明らかになっている――その過去を抱えながら懸命に生きている。 『It’s MyGO!!!!!』は「女子高生がバンドを通して成長し、輝きを放っていく物語」という表現だけでは決してくくりきれない、思春期の女の子特有の心の闇や、ひいては人間そのもの

    Febri RECOMMEND 「当たり前」の苦悩と希望を描き続けた 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の向かう先 | Febri
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    harite 2023/09/14
  • 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』 フォト&インタビュー⑤ 要 楽奈役・青木陽菜 | Febri

    ――5人の中でも楽奈はとくに個性的な女の子に見えますが、初めて楽奈に出会ってから現在までの間で印象は変わりましたか? 青木 基的に変わっていないです。ただ、アニメのアフレコがスタートしてから、ライブのときの自分の表情には変化がありました。映像を見るまでは、楽奈ちゃんがどんな風にライブをするのかわからないじゃないですか。彼女はクールな女の子なので、ステージ上で笑うのかな?とか、笑わなかったとしたらどんな顔をして演奏するんだろう?とか、いろいろ想像しつつも、実際のライブでどういう表情をするのがいいのか、なかなか見えなかったんです。でも、アニメのアフレコ用の映像を見ていると、楽奈ちゃんが笑いながらライブをしているシーンがあったんですね。それを見て「あ、楽奈ちゃんも笑顔でライブをするんだ」って。私はライブで演奏をしていると楽しくて、自然とニコニコしちゃうんですけど、それでいいんだなっていう確証を

    『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』 フォト&インタビュー⑤ 要 楽奈役・青木陽菜 | Febri
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    harite 2023/08/18
    「林さんは、私がすごく好きだったアニメ(『キラッとプリ☆チャン』)の主人公で「え!? 私、ずっと見てたアニメに出てた林 鼓子ちゃんとこれから同じバンドをやるんだ!」と思って、心臓がすごくバクバクしました」
  • 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』 フォト&インタビュー③ 長崎そよ役・小日向美香 | Febri

    ――『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』は、声優として初のレギュラー作品になりますね。 小日向 放送が始まる前はすごくワクワクしていて、心の中がお祭り騒ぎみたいな感じでした(笑)。放送が始まって、初めて役を担当した女の子が動く姿を全国の皆さんに見ていただいていることを実感してからは、込み上げてくる感情が当に多くて。お家にいるふとした瞬間にも、涙が出てしまうくらいでした。 ――視聴者からの反響で、印象に残っているものを教えてください。 小日向 私が担当する長崎そよちゃんは、MyGO!!!!!のストーリーの中で核になるような悩みを抱えている女の子なのですが、当初はそこをあまり悟られすぎないように気をつけていました。ただ、それでも抱えている気持ちが、どうしても動きや、私自身も声に乗ってしまって。そよちゃんのそういう部分に気づいてくれている視聴者の方もいて、それはうれしかった

    『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』 フォト&インタビュー③ 長崎そよ役・小日向美香 | Febri
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    harite 2023/08/16
  • 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』 フォト&インタビュー② 千早愛音役・立石 凛 | Febri

    ――MyGO!!!!!のプロジェクトがスタートしてから、1年越しでアニメの放送が始まりました。感慨もひとしおだったと思います。 立石 1年間、MyGO!!!!!というプロジェクトがずっと動いてきて、私たちメンバーはそれよりもさらに1年以上前から練習をしていました。だから、MyGO!!!!!と向き合う時間がかなりあったんです。ただ、やっぱりアニメが始まらないと語れないこともたくさんあったので、とにかく早くみんなに見てほしいという気持ちがずっとありました。それと同時にちょっと怖い気持ちもあって、初回放送の日はすごく緊張していたんです。でも、放送後に皆さんが寄せてくれた感想を読んでホッとしました。当に楽しんでいただいていることが伝わってきたので。 ――アニメのストーリーが進むなかで、愛音の捉え方はどう変化しましたか? 立石 愛音ちゃんはすごく明るくて、みんなを引っ張っていける女の子だと、最初は

    『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』 フォト&インタビュー② 千早愛音役・立石 凛 | Febri
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    harite 2023/08/16
  • 『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』 フォト&インタビュー① 高松 燈役・羊宮妃那 | Febri

    ――この記事の公開タイミングでは第9話までが放送されていますが、始動から1年以上をかけて、ようやくアニメがスタートしたときの心境から教えてください。 羊宮 まず、プロジェクトがスタートして、私たちがMyGO!!!!!として活動を始めることになったときに、皆さんからいろいろなコメントをいただきました。私は、そのコメントに対して自分が思ったことを「MyGO!!!!!日記」というかたちで書き残していて。それを見返していたら「燈ちゃんと一緒にこうなっていきたいね。こういう景色を見たいね」と書いていたことが、皆さんの反応も含めて徐々に現実になっていることが実感できて、とてもうれしかったです。ちなみに、日記を書いた情報解禁日の天気は雨だったので、「壱雫空(ひとしずく)」にはやっぱり運命を感じています。 ――「MyGO!!!!!日記」は、どんな気持ちで書いていたのですか? 羊宮 すぐには私たちの歌や声を

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    harite 2023/08/14
  • 心の機微を大切に描く TVアニメ『スキップとローファー』出合小都美監督インタビュー② | Febri

    ――全12話を完走して、今はどんなことを感じていますか? 出合 個人的なことで言えば、反省点はけっこう出てきてしまうのですが、作品全体で見ると、スタッフの皆さんが一生懸命に丁寧に作業していただいたこともあって、自分が思っていたよりもまとまりのある、いいものになったのではないかと思っています。 ――全体として実写の映像作品を見ているような感覚があったように思います。 出合 そうですね。『スキップとローファー』は、年齢や性別を問わず、いろいろな人が見て楽しんでいただける作品だと思っていました。ふだん、アニメを見慣れていない人にも見やすい感じにしたかったので、ルックは試行錯誤しましたね。 ――出合監督はシリーズ構成も担当していますが、全体の展開や構成はどのように決まったのでしょうか? 出合 文化祭(原作4巻のエピソード)を最終話にしようというのは、すっと決まりました。原作は今も続いていますが、ア

    心の機微を大切に描く TVアニメ『スキップとローファー』出合小都美監督インタビュー② | Febri
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    harite 2023/07/29
  • 心の機微を大切に描く TVアニメ『スキップとローファー』出合小都美監督インタビュー① | Febri

    「毎週の癒やし」「青春がまぶしい」――2023年の春アニメで、多くの大人たちの心を動かした『スキップとローファー』。ここでは、監督を手がける出合小都美のインタビューを前後編でお届けしよう。前編は監督と『スキップとローファー』の出会い、そしてキャラクターの魅力について聞いた。 ――出合監督はアニメ化の話をもらう前から原作を読んでいたそうですね。読者として、最初はどんな印象を持ちましたか? 出合 まず、美津未のキャラクターに惹かれました。今までになかったバランスのキャラクターですよね。美津未も他のキャラクターも、彼らの内面を見ていくにつれて「最初に思っていたのと違う」という風に印象がガラッと変わる。そこがおそらくこの作品の根幹のテーマなんだと思いますが、そういうことが嫌味なく丁寧に描かれていて、そこに新しさを感じました。 ――原作を手に取るきっかけはどんなものでしたか? 出合 もともと高松(美

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    harite 2023/07/27
  • 黒柳トシマサ ②監督の心境に触れた気がした『NieA_7』 | Febri

    アニメ監督・黒柳トシマサのルーツをたどるインタビュー連載の第2回では、演出の師にあたる存在であり、黒柳監督の代表作『舟を編む』にシリーズ構成として参加していた佐藤卓哉氏の監督デビュー作を取り上げる。そこから学んだ「ポエム」とは? ――2目は『NieA_7(ニア アンダーセブン)』です。こちらを選んだ理由は? 黒柳 僕が大学生になって上京したタイミングで放送が始まって、最初はたまたま見たんです。そうしたら、何かわからないけどぐっと心をつかまれてしまった。それまではジブリのような雰囲気のアニメばかりを追いかけていたのに。 ――SF要素のあるけっこうはっちゃけたコメディで、テイストがまた違いますよね。 黒柳 「予備校生」「貧乏」「なんか面白い宇宙人がいる」っていう要素でできている世界観ですからね(笑)。でも、ただハチャメチャで面白いだけのアニメかというとそうではなくて、ときどき胸がしゅんとする

    黒柳トシマサ ②監督の心境に触れた気がした『NieA_7』 | Febri
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    harite 2023/03/08
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(後編) | Febri

    好評をもって迎えられたバンド青春物語『ぼっち・ざ・ろっく!』。そのライブシーン制作の舞台裏を聞くインタビュー後編では、シリーズ後半のライブシーンを中心に作ならではの苦労、そして手応とともに、編のユニークなテイストがどこから生まれてきたのか。アニメーションプロデューサーの梅原翔太とライブディレクターの川上雄介に聞いた。 ――第8話「ぼっち・ざ・ろっく」は、斎藤監督が自らコンテを担当したエピソードですね。結束バンドが初めてのライブに挑む回ですが、川上さんは技術的なサポートなどを担当したということでしょうか? 川上 そうですね。CGの方からキャプチャーしたデータが送られてきて、そこから各アニメーターがタイミング込みで作っていくんですが、その際のデータのやり取りを担当しています。あとは光源の設定だったり、美術の発注も必要になるので、そのあたりのチェックもやっていますね。とくにこの第8話は、ライ

    メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(後編) | Febri
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    harite 2023/03/01
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(中編) | Febri

    ――ここからは個々のライブシーンについて、話を聞いていきます。まずは川上さん自身がコンテ・演出を担当した第5話「飛べない魚」。ライブ出演に向けて、結束バンドがオーディションを受けるという場面ですね。 川上 このライブシーンの前半では、キャラクターの感情を丁寧に拾っていこうと考えていました。自分はそれまでハイスピードアクションや空間を使ったアクションを得意としていたのですが、次に自分がどこに挑もうかと考えたときに「感情が爆発するアクション」だなと。そこで初めて挑戦したのが『ワンダーエッグ・プライオリティ』だったんですが、初めてのことだったので、なかなかうまくできなかったところもあったんです。 ――アクション作画を追求していくなかで、今回の第5話があったわけですね。 川上 そうですね。この第5話では、自分がやりたいと思っていたアクションシーンにやっとたどり着いた感じがありました。 梅原 アクシ

    メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(中編) | Febri
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    harite 2023/03/01
  • メインスタッフが語る『ぼっち・ざ・ろっく!』のライブシーン制作舞台裏(前編) | Febri

    ――今回、川上さんは「ライブディレクター」という肩書きで参加しています。これがどういう役職なのか、どんな目的でこの役職を立てたのかを、プロデューサーの梅原さんから説明していただけますか? 梅原 まずアニプレックスさんから「ライブシーンは手描きでいきたい」という意向をいただいていたんです。そうすると、モーションキャプチャーを収録したあと、手描きで作業するためのCGのガイドを出す必要があって――つまり、手描きとCG、両方の知識を持っている人が必要だったんです。そこで、早くからBlender(※3DCGアニメ制作ソフト)を作業に取り入れていた川上君に声をかけたという流れですね。 川上 自分はもともと第5話「飛べない魚」編のコンテ・演出を担当していたんですが、ライブシーンに関しては当初、斎藤監督が全話ひとりで演出したいとおっしゃっていたんです。ただ、モーションキャプチャーをやるとなると、プリプロ

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    harite 2023/02/27
  • 藤原佳幸 ③監督として進む方向性が見えた『GJ部』 | Febri

    丁寧な日常描写から生まれる叙情性と、ヒロインたちのかわいらしさが持ち味のアニメ監督・藤原佳幸。そのルーツをたどるインタビュー連載のラストは、初監督作にして、日常系アニメファンの心を強く捉えた作品をセレクト。そこで感じた自分の限界に、その後、どう向き合ったのか。 ――3目は『GJ部』です。監督作の中から、この1を選んだ理由を聞いてもいいですか? 藤原 このタイトルで自分の努力の方向性が決まった感覚があったんです。それまでアニメーターとしても、各話の演出家としても、ハイクオリティなアニメをどうやったら作れるのか? どうやったら高い技術を持って仕事ができるんだろうか?みたいなことを考えていました。作品の傾向としてはいわゆる萌え系というか、日常もののアニメが好きだったこともあって、ハイクオリティなアニメが使っている技術を萌え系アニメに持ってくれば、ずいぶんリッチに見えるんじゃないだろうか? う

    藤原佳幸 ③監督として進む方向性が見えた『GJ部』 | Febri
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    harite 2023/01/13
  • 衝撃作『アキバ冥途戦争』の制作舞台裏 シリーズ構成・比企能博インタビュー① | Febri

    ――まずは作に参加したきっかけを教えてください。 比企 自分が株式会社ピタという、杉浦(理史)さんが代表をしている脚家の事務所に所属していまして、Cygamesさんと杉浦さんでアニメを作ることになって、そこに脚家として呼んでいただきました。最初は4人でシリーズ構成を立てずに半年くらい打ち合わせをしていたんですけど、やっぱりシリーズ構成を立てようという話になって、自分を指名していただいたという流れです。 ――経歴を拝見すると、TVアニメのシリーズ構成は初めてですね。 比企 そうですね。シリーズ構成もだし、TVアニメの脚を書くのも初めてでした。だから知らないことも多くて、それを恥ずかしいと思っちゃったんですよね。プロデューサーや脚家たちで脚を考えていくのをアニメ業界では「ホン読み」って言うじゃないですか。僕、昔は演劇をやっていたんですけど、演劇で「ホン読み」と言ったら役者さんが来て

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    harite 2022/12/09
  • ストーリー原案・アサウラが明かす『リコリス・リコイル』の始まりと変遷① | Febri

    ――アサウラさんは作の立ち上げから参加しているそうですが、どのようなきっかけで企画が動き始めたのですか? アサウラ 偶然なんですけど、別作品の打ち合わせでA-1 Picturesの柏田(真一郎)プロデューサーと僕の担当編集が話す機会があったんです。その柏田プロデューサーが僕の『デスニードラウンド』という作品を読んでいて「これを書いた作家はいかれている」と思ってくれていたそうで(笑)。そんな流れで担当編集経由で僕に「企画を考えてくれ」と話がきたのが最初ですね。 ――『デスニードラウンド』は、女子高生の主人公が傭兵家業で生きていくガンアクションですね。 アサウラ そう、我ながら法律ギリギリの作品を書いてしまったなと思っていたんですけど、でもそれを読んでくれたことで声をかけていただいて、そのうえで「自由に書いてほしい」と言われたので、当に自由にプロットを書かせてもらったんですよ。そして意気揚

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    harite 2022/09/07
  • いみぎむるが語る『リコリス・リコイル』のキャラクターデザイン① | Febri

    ――アニメのキャラクターデザインは初めてということですが、どのような経緯で参加したのですか? いみぎ ある年の冬コミ(冬のコミックマーケット)で監督の足立(慎吾)さんと偶然お会いしたのがきっかけです。まさか自分がアニメーションのキャラクターデザインをするなんて想像もしていなかったので、お誘いをいただいたときは当に驚きました。 ――足立さんのことはもともと知っていたのですか? いみぎ もちろんです。『WORKING!!』や『ソードアート・オンライン』も大好きで、足立さんの描く「シンプルだけどかわいい」絵のイメージには、ずっと昔から影響を受けていました。 ――足立さんは、いみぎさんの絵について「自分もこんな風に描けたら」と思っていたそうです。お互いに影響を受け合っていたんですね。 いみぎ そうなんですか? それはめっちゃうれしいですし、光栄です。たしかに足立さんと編の映像の話をすると、よく

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    harite 2022/08/16
  • 『リコリス・リコイル』足立慎吾が初監督作で描きたかったこと② | Febri

    ――作画について聞きたいのですが、千束(ちさと)とたきなをはじめ、当にキャラクターたちが生き生きとかわいらしく描かれていますね。 足立 ありがとうございます。自分はこれまで作画のセクションで仕事をしてきましたけど、今回は現場ではほぼ絵を描いていません。演出部分と作画部分を両立できるほどの才能もスケジュールもありませんから(笑)。なので、欲張らずに脚、演出面に注力しました。千束たちをかわいいと思っていただけたなら、それは副監督の丸山裕介くんや作画のリーダーである山由美子さんをはじめとする、スタッフの力によるものです。 ――作では絵コンテやシナリオに注力したと。 足立 そうです。そこは僕にしかできない部分なので、今回はそちらに全力投球をしました。押さえるべき芝居などは、絵コンテでコントロールしています。現場に入ってから監督チェックの工程があると、ボトルネックになりますからね。 ――進行

    『リコリス・リコイル』足立慎吾が初監督作で描きたかったこと② | Febri
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    harite 2022/08/09