いじめについてはさまざまな考え方があります。ここではいじめについての間違った常識と、それに対する反論をまとめていきます。 いじめについての間違った常識 1:いじめられるリスクの高い子どもへのいじめは避けられない。 2:いじめられっ子は「いじめられる要素」を減らすようにしなければならない。 3:普通教育のいじめ防止カリキュラムだけでも、自閉症の子どもをいじめる子どもに対して用いれば効果的に指導することができる。 4:いじめを監視する大人を増やせばすべてが収まる。 間違った常識1:いじめられるリスクの高い子どもへのいじめは避けられない。 自閉症の生徒がいじめを受けない条件 複数の自閉症スペクトラム障害(以下、自閉症)の生徒を観察していくと、すべての自閉症の生徒がいじめを受けるわけではないことが分かっています。いじめを受けない自閉症の生徒には必ず「人に好かれ尊敬されている友人」がいるようです。