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ブックマーク / blog.livedoor.jp/iseda503 (9)

  • Daily Life:内井先生からのコメントと伊勢田のリプライ

    September 19, 2009 内井先生からのコメントと伊勢田のリプライ 先日のメモに対して内井先生からお返事をいただきました(ありがとうございます)。許可をいただいたので、私信部分をのぞいて転載するとともに、わたしからのお返事をそのあとに書きます。 『単なる「多様性増加」ではなく「分岐」の原理である以上、ここまでふくめて「分岐の原理」のような気もするし、内井先生のイラストレーションも実質はそうなっているわけであるが、他方ダーウィン自身の定式化には中間的な変種の絶滅は含まれていない。 あと、現代のフィンチの研究の例がダーウィンの分岐の原理の実例だというのは疑問がある。内井先生の分析では、分岐の原理の大前提はある種が生息可能な上限を超えて増えようとしている、という状況設定だったはずだが、フィンチの例は単にそれぞれの環境にあわせて自然選択が働いた例ではないか(だったらウォレス流の形質分岐

  • Daily Life:ダーウィンの思想

    September 17, 2009 ダーウィンの思想 学期がはじまって大変な事になる前にということで読み進める。 ダーウィンの思想―人間と動物のあいだ (岩波新書) 著者:内井 惣七 販売元:岩波書店 発売日:2009-08 おすすめ度: クチコミを見る 第三章までは「ダーウィンのデモン」という視点が出ている以外は、スタンダードな解説だが、第四章でダーウィンの分岐の原理の概念の分析という内井先生のオリジナルな研究が展開されはじめる。 ダーウィンとウォレスの「分岐」の違いというのはわたしがM1のときに先生が講義でされてた話で、そのときに論文にもなっているが、一般向け書籍に書かれるのははじめてではないか?「種の起原」を読んでも「種の大著」を読んでも何を言っているのかよくわからない箇所が大変あざやかに解説されていて、書の読みどころの一つ。 ここの箇所で疑問点があったのでメモ。 分岐の原理と中

  • Daily Life:講義最終回

  • Daily Life:科学と実在論

    January 28, 2010 科学と実在論 科学と実在論―超越論的実在論と経験主義批判 (叢書・ウニベルシタス) 著者:ロイ バスカー 販売元:法政大学出版局 発売日:2009-11 クチコミを見る 書評をたのまれた関係で読んでいる。来の領域である科学的実在論論争の中でほとんど言及されることがないのに、その外ではこれを古典として崇めているグループがある、という奇妙な。 よほどとんでもないなのかと思って読み始めたが、自然主義の定着した今から見るとむしろ穏当な主張が多い。経験と独立に法則というものがあり、世界はわれわれと独立な階層構造をなしていて、われわれは背景知識という社会的な資を使いながらそれを読み解いていく。実在論の論拠は科学が可能だということそれ自体である。など。 いろいろつっこめるところはあるけれども、とりたてて無視されるようなでもない。開かれた系としての世界と閉じた系

  • Daily Life:再発見

  • Daily Life:春川

    haruharu36
    haruharu36 2012/05/11
    「複雑さ」complex 対「ややこしさ」complicatedness の対比が科学哲学や科学のいろいろなところに見られるという話。両者の違いは一定の構造をもつかどうかということ
  • Daily Life:哲学的クリシンは社会貢献できるか

    July 03, 2010 哲学的クリシンは社会貢献できるか 科研費の研究会で東京へ。東北大の東京分室というところだが、やたらにセキュリティが厳しくて使いにくいことこの上ない。そんなに厳しくする必要のあるものがこのビルのどこかにあるんだろうか。 前半は教科書の企画の打ち合わせ。いろいろ新しいアイデアが出る。しかしそろそろ引き締める方向でいかないと。 後半は番の研究会。今回は科研費のメンバーでない人、哲学系でない教員の方、哲学系の勉強をして社会にすでに出られている方など、いろいろな人が参加。あのいい加減な宣伝と1週間前〆切という条件の下でこれだけ集まったので、また似たような企画をやればけっこう客が入るのではないだろうか。 前半はアメリカのクリシン教育コミュニティの潜入ルポ。logic という言葉が全然違う意味になっているらしいこと、スキルというよりはスローガンを教えるみたいな形になっている

    haruharu36
    haruharu36 2012/05/11
    「哲学者からみたらどう見てもexhaustiveじゃないものをさしてMECE」の気持ち悪さは全力で同意する。厳密にはそうでないことを自覚してるならまだしも、人によっては逆ギレされることも…
  • Daily Life:表面的類推

    July 07, 2010 表面的類推 なんとか今学期も先が見えてきた。あと2週間。 午前の授業はベックのリスク社会論。邦訳が読みにくいので英訳にしぼって紹介。つかみどころのない文章だが、だからこそ影響力を持ったのか。リスクの定義は変だし、社会的合理性なんて定義すらされていないし。 午後の演習はDunberの「生体内」における科学の認知プロセスの研究。いろいろなラボでミーティングに参加させてもらい、発言をコーディングして分析する、という手法で実際にどういう推論が使われているかを明らかにしようというもの。ちょっとしらべたら日語でも創造性研究の文脈で紹介している総説記事発見。 www.nii.ac.jp/journal/pdf/05/05-06.pdf おもしろいのは、いわゆる構造の類似性による類推ではなく、表面的な類似性に基づく類推が頻繁に使われるという指摘。つまり、実験がうまくいかなかっ

    haruharu36
    haruharu36 2012/05/11
    表面的類推が頻繁に使われているなんて、門外漢には意外だった。
  • Daily Life:アンケート

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