本題に入る前に、四週に渡ってお送りした 入江悠監督のインタビュー、いかがでしたでしょうか? 取り留めもない質問ばかりぶつけてしまったのですが、 どんな質問にも真摯に答えてくださった監督に感謝します。 映画『日々ロック』ぜひ、劇場で、ごらんくださいね。 さてさて、映画にまつわる名言はいろいろありますが、 中でも強烈だなぁと思ったのは、 『売れた映画がいい映画』という言葉です。 なんでも、東映の会長にして日本映画界のドン、 岡田茂さんの言葉だそうです。(記憶違いだったら、すいません) この言葉を聞くと、僕は胸がすく思いがします。 聞いた感じはいかにも作家性の否定みたいですが、 実は違いますよね。 大衆に迎合しようが、作家性の強い難解な映画だろうが、 映画は映画、ようは売れればいいと。 つまり、俺イズム満開で映画を作っている作家たちにも 逃げ道を残しているわけです。 いやぁ、さすがドンです。含蓄
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