ブックマーク / psychodoc.eek.jp (3)

  • 岡田尊司『脳内汚染』(文藝春秋)

    ▼ ヤクザ再び 去年の5月に書いたアイアンホース社の自転車ヤクザシリーズ。その後「トリビアの泉」で紹介されるなど有名になったのだけれど、久しぶりにアイアンホース社のサイトを訪ねてみたら、ラインナップがリニューアルされていた。 組長の上に、組長タイプRが登場。さらに若頭がなくなり、総部長という新たなグレードが! えー、若頭よかったのになあ。 ▼ 岡田尊司『脳内汚染』(文藝春秋) コメント欄で催促があったので、島清話はここらでちょっと一休みして、『脳内汚染』の感想でも書いてみましょうか。 その前にまずひとつお断りを。読者の方々は、私がこのをトンデモとして激しく叩くのを期待してるかもしれないのだけれど、実のところあんまり叩くつもりはない。もちろん鹿島茂氏のように手放しで絶賛するつもりにはなれないのだけど、これは思ったよりはまともに論じるべきだという印象である。 確かに感情的すぎる文体には

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2017/04/06
    "歴史は繰り返す。いつでも新しいメディアは、若者に悪影響を与えるといわれて目の敵にされているのだ。精神科医の考えることなんて、75年たってもあんまり変わらないってことですかね" →二度目は茶番劇として
  • 言語新作

    分裂病の患者さんの言葉や書いたものには、なんともいえない独特の魅力がある。いわゆる「電波系」ってやつですか。 なんでまた彼らの書くものが我々にとって奇妙かといえば、それは「われわれの言語が健康な人間の世界の日常的使用のためにつくられ、狂気の世界を記述するのに適していないから」(クラウス・コンラート)だろう。自分の体験を素直に表現すれば、それは奇妙になるしかないのである。 そんな彼らの表現の中でも、もっとも奇異で魅力的(というと語弊があるが)なのが、「言語新作」(neologism)という現象。「誰にも通用しない、自分だけの新しい言葉を作ってしまう」という症状である。 関忠盛「言語新作――言語学的・形象論的試論――」(臨床精神医学1977年9月)という総説には、患者人が書いたいくつもの実例が載っているので、そこからいくつか紹介してみよう。 まず、ある精神分裂病の患者は、面接時には「かんべん

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2016/08/18
    "妄想がスペースオペラに似ているかといえば、身も蓋もない言い方をすれば、妄想と同じように、スペースオペラもまた紋切り型で安っぽい分野だから""その安っぽさがスペースオペラのたまらない魅力" →格言
  • サイコドクターぶらり旅 - 光が遅い , SF作家って、どれくらい稼いでるの? , 火病(2) 症例報告

    ▼ 光が遅い このところ更新頻度が著しく落ちているのだけれど、実は、引っ越して以来、いまだに自宅からはネットにつながらない状態なのである。引越しを機にADSLからTEPCO光に切り替えようかと思って1ヶ月くらい前に申し込んでおいたのだけれど、どうやら私は光を甘く見ていたようで、サービスセンターに問い合わせてみても、だいたい開通まで平均50日くらいはかかりますねえ、だからあと20日くらいですね、とかひとごとのような返事が返ってくるばかり。そんなに時間がかかるものだったのか。1ヶ月あれば充分と思っていた私がバカでした。なんでもすぐそこの通りまでは光ケーブルが来ているらしいのだが、そこから数メートルの工事をする許可がまだ下りないのだとか。わずか数メートルに50日。光のくせに。スローガラスの中でも通ってるのか。人づてに聞いたところによると、どうやらうちのメールボックスもいっぱいになってしまっている

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2016/07/30
    "この症例だけをみても、現実のHwa-Byungとネット上での「ファビョン」とはだいぶ違うことがわかるだろう。Hwa-Byungはむしろ、逆切れしようにもできない人がかかる病気なのである" →発散できないストレスの如く(小波
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