政権が交代して、選択的夫婦別姓制を導入するという民法改正案が来年の通常国会に提出される見通しになってきた。反対する人びとは「家族の絆が壊れる」などと危機感を抱いているようだけど、別姓を義務にせよと主張しているわけじゃなし、選択してそうしようと決めたよそんちのことまで心配せんでもいいのにね。 日本の戸籍を持っていない人間と日本人とが結婚している我が家など、はなから別姓なわけですが、彼らの目には「なんて絆のない冷めた家族!」と映るのでしょうかしらん。それとも、別姓であることが何かよそさまにご迷惑でもかけていると? (子どものいない家は家族とは言えん!問題外!とか言わないでね・・・。) ブラジルでは複数の姓を持つ人がとても多い。なぜかというと、これは旧宗主国ポルトガルの文化なのだと思うのだけど、子どもに命名する際に、母方の姓と父方の姓を両方引き継がせるのがけっこう一般的だから。そして結婚の際は、