初めにANA労組とANAホールディングス社長に宛てた文書で書いたように、おれは妻が縫製を仕事にしています。その意味ではこの件は縫製という専門職を舐めくさった態度です。それを日本を代表する企業が時の政権に要求されたのか、頼まれもしないのに進んで身を差し出しているのか。縫製というのは世界のどこに行っても底辺収入です。駅ビルや町にお直しショップがありますね?あんな家賃の高い所に入れるのはそこそこ手広くやってる企業が多いわけですが、働いているのは多くは高齢女性で、まず、間違いなく地域の最低時給しか企業は払いません。しかも交通費も回数券の分しか払われないこともあるとか。安く使う、企業が儲かるためのコマに過ぎんのですよ。わたくしの妻は会社員として少しはマシですが。 4月7日の安倍首相が国民に向けて行った会見で「欠航が相次ぐエアラインの皆さんは、医療現場に必要なガウンの縫製を手伝いたいと申し出てください