8.神武天皇 8-4.久米歌 宇陀でのピンチを脱した神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコ=神武天皇)がさらに先に進むと、忍坂(おしさか)に到着した。この地の大きな洞窟には凶暴な土蜘蛛(つちぐも=天皇一行の敵)がうじゃうじゃ。 まともにぶつかっても味方の被害が大きい、と思ったのか、神武天皇は彼らをまずは歓待することにしました。ご馳走を振舞ったのです。 一方で、土蜘蛛の乱暴者一人一人に、味方の接待役一人一人を付け、その接待役には剣を隠し持たせます。接待役に命じて曰く。 神武天皇「歌を聞いたら、一斉に斬って捨てよ」 この土蜘蛛を殺す合図となった歌、超訳は下記の通りです。 忍坂の大きな洞窟に人が集まっている。 勇敢な久米の子らが、実は武器を隠し持っていて~ ヤツらを散々撃って殺してしまおう。 勇敢な久米の子らよ、今だ、殺れ。
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