横浜市で21~23日に開催されたゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC」で、人間の容姿を持つロボット「アンドロイド」の研究で有名な石黒浩・大阪大学教授が講演した。アンドロイド研究を通じて「人間とは何か」を探ってきた石黒氏は、人が相手に人間らしさを感じるのは対話における「感情表現」だったり、社会的な状況で変わる「文脈」だったりすると紹介。その考え方を追求することで、より人間らしいアンドロイドを生み出せるとした。同氏は人の感情に影響を与えやすいゲームの要素を活用することがアンドロイドの進化を促す可能性があるとも指摘する。アンドロイドの「人間化」に果たすゲームの役割を探ってみた。