勉強熱心を自覚し、人並み以上に読書をしているのに、その努力がどうも身になっている気がしない……。それには明白な理由がありました。 お話を聞いたのは、粂原圭太郎(くめはら・けいたろう)さん。京大に首席合格し、現在はウェブサイト「勉強革命.com」を運営して効率的な勉強法を発信し続けています。著書『偏差値95、京大首席合格者が教える「京大読書術」』(KADOKAWA)でも大きな注目を集めた粂原さんが、本で読んだ内容を確実に知識として定着させるための方法を公開してくれました。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 本を読む「目的」を持てば読書が変わる 読書が身になっていない人の多くに共通するのは、「アウトプット先」が明確になっていないことです。 定期試験を受ける学生なら、その試験で成果を出すための参考書をしっかり読みますよね。もちろんその勉強法にもよりますが、こういう場合には参考書の内容は頭に入りや