つい先日、神戸市の須磨学園中学・高校が、2013年に導入した学校指定の「制服」ならぬ「制スマホ」の運用に失敗し、わずか半年で元に戻したというニュースが話題となった(写真1)。 須磨学園は2010年に、有害サイトのフィルタリングや閲覧時間の制限をかけた学校仕様の携帯電話(制携帯)を支給していた。その際は、ネット上のいじめがあった疑いが生じたときに、メールや通話履歴を監視するなどの対応で成果を上げていたという。スマートフォンの普及を受け、高校1年生が使う携帯電話としてスマートフォンを採用したのは昨年のこと。ところが、従来型の携帯電話のようには制御できなかったというわけだ。 初期化すればアプリを自由に使える 本来は多様な機能を使えるスマートフォンに対して、学校側は制スマホに使用制限をかけられる携帯電話会社推奨のアプリを使うことで対策を取り、ゲームアプリなどはダウンロードできないようにしていた。と
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