新華社電などによると、中国南部の広西チワン族自治区防城港市で9日までに、麻薬取り締まり中の警官が不審な貨物車両を調べたところ、車内から「クマの手」173個が見つかった。クマの手は漢方薬の材料や中華料理の珍味として高額で取引されており、警察当局は密輸事件とみて運転手らを拘束し、調べている。 車内には古紙が積まれており、クマの手は古紙内に隠した八つの箱の中に入っていた。重さは全部で384・5キロに上り、外国語が印刷された紙に包まれていた。 車内からはこのほか、最長5メートルのヘビの皮4枚も見つかった。(共同)