東京シューレが貴戸理恵著『不登校は終わらない』に対する見解(以下「見解」)を発表しました。この見解に対する僕の見解は、貴戸さんによる本の出版を支持するというものです。しかしその思いは複雑で、どうリアクションしていいのか少々混乱しています。まだ考えはまとまってはいませんが、とりあえず思いつくままに書いてみることにします。 まず僕の身分を明らかにすると、東京シューレ出身者です。シューレと出会うことで救われ、育ちました。「見解」のなかで同じくシューレOBの須永祐慈さんが書いているように、僕にとってシューレはいつまでも心のよりどころとなる「ふるさと」のような存在です。 貴戸さんとは須永さんの紹介で知り合い、インタビューに応じました。インタビューはフォーマルな面接というよりはアルコールを交えての数人の歓談という形式で行われました。このことは親密なコミュニケーションを可能にし、僕自身貴戸さんや他の被調