秋の味覚、サンマの初競りが、名古屋市の中央卸売市場で早くも行われました。深刻な不漁のため、ことしから1年を通してサンマ漁が認められるようになったためですが、30日の最高値は1キロ当たり3000円と、この10年で2番目に安くなりました。 サンマ漁は、これまで8月から12月に限って行われていましたが、ここ数年、深刻な不漁が続いているために、ことしからは年間の漁獲枠を守ることを前提に、通年での操業が認められました。 これを受けて、ことしは今月中旬から漁が始まり、28日、北海道根室市の漁港で水揚げされたサンマが30日朝、名古屋市の中央卸売市場で初競りにかけられました。 競りにかけられたのは全部で26キロと、去年の初競りの半分程度にとどまり、大きさも1匹当たり100グラムほどの小型のものとなりました。 競りでは、卸売業者の独特の掛け声に合わせ、仲買人たちが指で希望の価格を示しながら次々に競り落として