連載:牧ノブユキのワークアラウンド(PC・スマホの周辺機器やアクセサリー業界の裏話をお届けします)より 他社が画期的な新製品を発表すると、それを分析してよく似た製品を作り、プラスアルファの付加価値をつけたり、価格を安くしたりして売り出すことで知られる家電メーカーがある。 PCアクセサリーの業界でも同様に、先行して発売された製品にそっくりの製品が、しばらくして別のメーカーから登場することがある。もっともこれらは前述の家電メーカーとは、いささか異なる事情が関係していることが多い。具体的にどのような理由があるのかを見ていこう。 待っていればヒット製品のそっくり製品が売り込みに来る 国内のPCアクセサリーメーカー(以下メーカー)が扱う製品の多くが、海外事業者の製品の取り売り(買い付けた製品の販売)であることはよく知られている。パッケージにシールを貼っただけのものもあれば、ロゴを入れて自社製品らしく