地域起業家を育てる高校生むけケースメソッド（その１） - ゼミナールＭＵ慶応藤沢キャンパス（ＳＦＣ）の国領・飯盛先生の指導下ですめられてきたこの実践的研究プロジェクトは、ケースメソッドが主に大学・大学院レベルで利用される教育法だという常識を打ち破り、これを高校生（いわゆる「社会構成期」にさしかかっている若者）の自己啓発に役立つように工夫したという点で斬新である。しかも、高校生たちが地元コミュニティの活性化にとりくむ起業家（アントレプレナー）を志向するようにしむけるモデルの開発という点で、きわめて野心的な試みである。現実に地域のかかえる問題や可能性を題材にして「コミュニティづくりがひとづくり」というビジョンを打ち出した西田さんのプレゼンテーションに、聴衆者一同は大きな感銘を受けた。 星槎大学の所属する「星槎学園法人」は今年度から芦別の旧総合技術高等学校の施設を譲りうけてこれを「国際学園北海道支部」の拠点とし、そこに「星槎総合教育研究所」を発足させた。地域活性化に
