ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (5)

  • 非日常的に非日常的な連休が明けるのが怖い - 関内関外日記

    街で見かけたパン屋さんの貼り紙。おれとはなんの関係もない。 5月6日の26時にこれを書いてる。正確な意味で連休は終わってしまった。だが、眠るのが怖い。会社に行くのが怖い。会社で暇に過ぎていく時間を過ごすのが怖い。おれはひとけのないアパートからひとけのない地区にある会社に自転車で通う。はっきり言って、濃厚接触どころか人との接触すらないといっていい。だから、小声で言うけれど、新型コロナウイルスに感染する怖さ、自分が感染していてだれかにうつしてしまう恐怖というのはほとんどない。ただ、怖いのは仕事が暇なことであり、会社に金が入らないことであり、おれの給料がなくなることであり、職を失ってしまうかもしれないことである。 それはおれの日常の終わりだ。おれはおれほど環境の変化を好まない人間はいないんじゃないかと思うくらいだし、おれはのんべんだらりと生きて、安い飯をって、安い酒を飲んで、たまにスコッチを飲

    非日常的に非日常的な連休が明けるのが怖い - 関内関外日記
  • これは……よい映画だ『きみと、波にのれたら』 - 関内関外日記

    きみと、波にのれたら 発売日: 2019/12/04 メディア: Prime Video おれは比較的たくさんアニメを見たいと思っている人間である。とはいえ、1クールのアニメをたくさん見るのは時間がかかる。そこで劇場版アニメなどはちょうどよい長さであって、片っ端から見たいなどと思うのである。 が、劇場版と一言にいっても、完全オリジナルもあれば、原作付き、あるいは総集編だったりする。して、『きみと、波にのれたら』だ。劇場公開時に「見に行こうかな?」と思った作品だ。それとも同じ(?)海もので『海獣の子供』かな? とか迷ってるうちに、どっちも行かなかった。 見終えて、「行けば、よかったな」と思った。「死んだ恋人が……」みたいな設定はなんとなく知っていたが、おれの勝手な予想に反して、最初からそういう状況ではなく、恋人との時間が描かれているのだ。それが、なんというか辛いよな、悲しいよな、泣けてくるよ

    これは……よい映画だ『きみと、波にのれたら』 - 関内関外日記
    harutomo0615
    harutomo0615 2020/02/03
    これ、みたいなと思ってました!
  • あんたは自分が一生で一番たくさん袖を通した服がなんだかわかるかい? - 関内関外日記

    あんたは自分が一生で一番たくさん袖を通した服がなんだかわかるかい? あんたがいつ死ぬか知らないが、ともかく、今まで一番たくさん袖を通した服を。 おれには、たぶんこれだろいうという室内着がある。おれが十七歳か十八歳のころに買った室内着だ。今はなき、というか、いつまであったか知らないが、藤沢のトポスで買った……服だ。おれは衣服というものに詳しくないので、これをなんと分類していいかわからない。パーカー? かもしれない。ともかく、茶色い、薄すぎるわけでもなく、厚すぎるわけでもない、服だ。 トポスで、いったん通り過ぎたと思う。あまりに地味な服だった。だが、通り過ぎてしばらくして、「あれ、室内着によくないか?」と思って、戻って買った。室内着なのに、フードがついている。 十七歳か、十八歳というところには自覚がある。顔を合わさなくなって二十年経つ父親に、「おまえのそれは、いいルームウェアだな」と言われた覚

    あんたは自分が一生で一番たくさん袖を通した服がなんだかわかるかい? - 関内関外日記
  • パソコンなに買っていいかわかんねえな - 関内関外日記

    自宅のパソコンがだいぶ前から「そろそろ買い換えるか」的な状態になっているのだけれど、なかなか踏み切れずにいる。なにせ、「そろそろ買い換えるか」というエアコンと「そろそろ買い換えるか」というテレビとの三すくみだったからだ。 ところが、おれはこの夏が始まるまえにエアコンを買い換えてしまった。非常に快適だった。エアコンの支払いも終わる。おれは次々に買い換える気でいっぱいなのである。金はないけど心配すんな。いや、心配しろ。 次はテレビかパソコンだ。テレビは見えなくなったら買い換えるしかないが、パソコンは機を見て買い換えた方がいいだろう。データの移し替えとか、いろいろ。 で、なんとなく半年くらい考えるかと思って、こないだヨドバシカメラ行ったときにちょっとパソコン売り場見たのね。したら、もうノートパソコンばっかりで、デスクトップなんて端っこの方に数台置いてあるだけなの。あ、でも、ゲーミングPCというの

    パソコンなに買っていいかわかんねえな - 関内関外日記
  • 映画感想文『天気の子』 - 関内関外日記

    美しい娘の物語は、年とった人たちの心にも、豊かな期待を起こさせるものと見えて、このわたしどもの国にも、そうした話がたくさん残っていて、幼い耳へ順ぐりに、吹き込まれ吹き込まれして参りました。これも、そう言う噂の一つなのです。 「神の嫁」折口信夫 「……なんだっけな、マーだったかな、マー君? いや、違う? ムーのあんちゃんよ、ようわしを見つけたもんよな。ようわしの話を聞きにきてくれたもんよな。そうよ、わしこそが、この国の天気を変えてな、国の形を変えた張人よ。おう、ちょっとまってくれ、準メーンの発走だ」 ずぶ濡れになった、色とりどりの勝負服を身にまとった小さな小悪魔たちに導かれ、泥水を跳ね上げながら馬たちがゴール板を通り過ぎていった。老人は、紙の馬券を握りつぶしてぽとりと落とした。 「まったく、しょうもねえなぁ……。おう知ってるか、今の府中で走ってる馬の、八割はガリレオいう馬の血を引いとるんじ

    映画感想文『天気の子』 - 関内関外日記
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