このエントリは連載ものです。 第一回 浅草から考える多文化共生 第二回 インバウンド観光にみるムスリムの可能性 第三回 B級グルメから神戸ビーフまで 前回までのエントリを読み、「日本ももっとハラール対応すればいいじゃん!」と思われた方、たくさんいらっしゃると思います。 で、そもそも「食品のハラール対応」とは何なのでしょう? ・アルコールや豚肉を使わないこと ・牛肉や鶏肉もハラールに則って屠殺処理されたものを使うこと などに加え、 ・豚肉を切ったり焼いたりするのに使った調理器具を使ってはダメとか、 ・調味料や出汁、精製など加工プロセスにもアルコールを使わないなど、 ハラール認証を受けるためには様々な「決まり」があります。 (当エントリの食品の写真はすべてちきりん撮影@ハラールエキスポジャパン2016) 日本に来た観光客だけに売るのであれば、使用材料や調理法について詳細な情報開示をすることで受