SNSでは何度か発信しているのですが、筆者はこれから先「恋愛」という文化・風習・消費形態がなくなることはないものの、多くの人が広く親しむメジャーな趣味ではなくなっていく(もうすでになりつつある)のではないかと考えています。具体的には茶道くらいの規模の一部のこだわりのある人が楽しむマイナーというほどではないが、かといってメジャーでもない、知り合いを当たればやっている人はしばしばいる、というくらいの温度感になるのではないでしょうか。 このように考える理由はいくつかあるのですが、その中でも最も大きなものは、そもそも恋愛を成立させる前提としての「異性に対する幻想と誤認」が通用しにくくなったからです。当然同性愛や無性愛の方もいますから、ここで「異性に対する」と括ってしまうのはひどく乱暴な物言いだと重々承知しております。そもそもここで取り上げる「恋愛」自体が現代的な感覚にフィットする人間関係上の定義で
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