オールドメディアと見られていたラジオが震災後、万一のときの身近な情報源として見直されている。その利便性を高める機器やサービスとは? ラジオを巡る動きが急展開している。radikoがエリア拡大の準備を進めているのをはじめ、ラジオの可能性を広げる機器やサービスが相次ぎ登場。東日本大震災では身近な情報源としてラジオの価値が見直されている。 【詳細画像または表】 未曽有の被害をもたらした東日本大震災。地震が発生した3月11日午後、電話が通じなくなった地域の模様をリアルタイムで全国に伝えたのが、「LISMO WAVE」だった。LISMO WAVEは、KDDIが自社のau端末向けに始めたラジオ放送のインターネット同時配信サービスで、全国の民放FM52局を聴くことができる。 大震災を契機に、ラジオのネット配信を巡る動きが急展開した。総務省の認可を得たことで、今年10月からラジオのネット配信を予定し