鴉がニューシングル「風のメロディ」を1月13日にリリースした。多くのライブをこなし、着実にステップアップしてきた彼らが次に世に出すのは、キャッチーなタイトルチューンが印象的な作品だ。 ナタリーではこれを記念して、メンバー3人にインタビューを実施。順風満帆に見えた活動の影で抱えた苦しみや悩み、それを超えることで見いだしたライブへの思いについて、余すことなく語ってもらった。 取材・文/野口理香 いろんなバンドと対バンしたことで競争心が芽生えた ──2009年は、初の全国流通盤として3月にミニアルバムをリリースし、その後1stシングルでメジャー進出という激動の1年でしたね。振り返ってみていかがですか? 近野淳一(Vo, G) もう忙しさにも慣れたと思ってたらもっと忙しかった、みたいな感じです。あと、ライブに臨むにあたっての心構えが変わったかな。パフォーマンスや演奏面で意識する部分がどんどん増えて