本稿では、タスクの切り替えに伴うレジスタの切り替え処理の内、前編 (7月11日公開: https://valinux.hatenablog.com/entry/20240711) では解説しきれなかった部分について解説します。
3章 Network Namespace - 1 helloworld ip netns コマンドでNetworkNamespaceの作成や操作が可能になる 作成したNetworkNamespace内で独自のネットワークを構築できる $ ip netns add helloworld $ ip netns list helloworld $ ip netns exec helloworld ip addr show 1: lo: <LOOPBACK> mtu 65536 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 $ ip netns delete helloworld # NSを作成 $ ip netns add ns1 $ ip n
会社の中でシェルスクリプトについての話をすることにしたので、このエントリはそのためのものです。 個人的な好みとかもいろいろ入ってしまっているので、そのあたりは取捨選択してください。 なぜ今シェルスクリプトを学ぶのか 公開されているSRE本をマルっとPDF化する SpotBugsのViolationレポートをMerge Requestのコメント投稿する ぼくの互換性についての考え方 何で書くか シェルスクリプトをうまく書くには ShellCheckを使う バッドパターンとその修正 line-by-lineの処理が多い lsを使う ls /directory | grep mystring ls | grep -v 'log$' lsの結果をループさせる 良いシェルスクリプトを書くためのTIPS set -euする 文字列は基本的にクオートする 局所変数にはlocalを使う 定数は読み取り専用
メモリの状態確認コマンド freefree コマンドはメモリの利用状態を確認することができます。 例えば以下のように表示されます。(数値の単位は KiB= 1024 Bytes) [root@localhost ~]# free total used free shared buff/cache available Mem: 3868920 197528 3402296 8680 269096 3444844 Swap: 839676 0 839676ヘッダ (total, used, free, shared, buff/cache, available) のそれぞれの関係は下図の通りです。 このコマンドで、メモリの空き状況を確認したいのであれば、free を見るよりも available を見ましょう。 というのも、Linux の特性として「空きメモリを無駄にしない」という設計思想の元
CentOS 互換の MIRACLE LINUX 最長 12 年のメンテナンス提供で安心 私たちは 2000 年からの国産ディストリビューターの実績・経験を活かし、企業 CentOS ユーザーの受け皿になるべく、CentOS の互換性を維持した MIRACLE LINUX をライセンス無償で公開することにしています。 MIRACLE LINUX を選択する理由 Red Hat 社より早く、2000 年に企業向け Linux ディストリビューション "MIRACLE LINUX v1.0" リリース 2000 年から国産ディストリビューションとして、2002 年から RHEL® 互換 OS として開発・販売・保守の実績 長期サポート及び、一部カスタマイズを伴う産業領域の専用装置向け Linux サーバーとしてシェア 57% 出典:ミック経済研究所「産業用 PC における Linux 市場の実
OpenVPNはOpenVPN Technologies, Inc. を中心に開発が行われているオープンソースのVPN(Virtual Private Network)ソフトウェアで、GPLライセンスによって公開されています。公式サイトはこちらです。 OpenVPNの特長 オープンソースアプリケーションであること オープンソースで開発が進められているアプリケーションで、GPLによって公開されています。このライセンスでは、ユーザーは一定の条件のもとで自由にアプリケーションをダウンロードしたり、利用したりすることができます。ソフトウェアの利用には費用はかかりません(ハードウェアの購入やサポートを利用する場合の費用は別途必要です)ので、初期費用も低コストに抑えることができます。 また、特定のベンダーのシステムに強く依存してしまう状況(ベンダーロックイン)を避けられるため、ベンダーの都合によるサポ
サーバ業務周りの管理、運用について役に立ちそうなナレッジをまとめました。 長期的に書いているため用語に統一性がなかったり、不足分など随時修正したいと思います。 1. サーバ設計 サーバスペックはどうするべき? 使用するOSは? CentOS開発終了について MWは何を使うべきか Webサーバ構築にはどちらを使うべき?Apache?Nginx? サーバセキュリティで最低限押さえておきたいことは? listenするポートは最小限にしましょう ファイアウォール設定で送受信IPアドレス、ポートの通信制御はしておきましょう 外部に出る際にはプロキシサーバを経由するようにする 随時パッチを当てるようにする linuxでのアンチウイルスソフトの検討 個人アカウントで変更系コマンドは実行させないようにする ログについて考えること ストレージ容量には気をつける データベースはどう決めたら良いか MySQLか
tmuxとは インストール セッション操作 ウィンドウ操作 ペイン操作 コピー操作 その他の操作 カスタマイズ tmuxとは ターミナルマルチプレクサ(Terminal Multiplexer) の略です。 Linux 系のターミナル画面を複数のセッション、ウィンドウ、ペインに分割して利用することができます。 ひとつのターミナルは複数のセッションを持つことができます。 ひとつのセッションは複数のウィンドウを持つことができます。 ひとつのウィンドウは複数のペインを持つことができます。 ターミナルを終了してもセッションは維持されます。コマンドを実行して翌日の朝結果を確認しようとしたら SSH ログアウトしてしまっていたという悲劇を避けることができます。 インストール // CentOS 7 # yum install -y tmux // Ubuntu # sudo apt install t
Unix / Linux for Beginners Unix / Linux - Home Unix / Linux - Getting Started Unix / Linux - File Management Unix / Linux - Directories Unix / Linux - File Permission Unix / Linux - Environment Unix / Linux - Basic Utilities Unix / Linux - Pipes & Filters Unix / Linux - Processes Unix / Linux - Communication Unix / Linux - The vi Editor Unix / Linux Shell Programming Unix / Linux - Shell Scripting
何が起こったの? CentOSプロジェクトがCentOS Streamに開発をシフトしていくことを宣言しました。これに伴ってRHEL 8の再構築としてのCentOS Linux 8は2021年に終了予定となりました。 ref: https://blog.centos.org/2020/12/future-is-centos-stream/ CentOSはLinuxの2大ディストリビューションの一つであるRed Hat Enterprise Linuxから商用パッケージを抜いてリビルドしたバージョンです。 商用パッケージが抜いてあるため、サポート無しで良ければ無料で本番環境で利用できるという事でOSの商用サポートを必要としないようなケースでよく利用されています。 今回、CentOS Linuxが終了してCentOS Streamになる事でCentOS終了!? という感じで一瞬ビビりましたがそ
(注) 本記事は、Software Design 2020年6月号に掲載された「月刊Fedora Journal」初出の記事に修正を加えたものです。 Red Hat ソリューションアーキテクトの小島です。 Fedora系列の主要なLinux Distributionとしてよく名前が挙げられる、Fedora, CentOS, RHELに加えて、2019年9月に発表された新しいDistributionであるCentOS Streamの特徴や関係性をご紹介します。 Fedora系列の主要なLinux Distribution Fedora CentOS Stream CentOS Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Red Hat Insights Red Hat Developer Program Red Hat Universal Base Images (UBI
ソフトウェア開発において「ファイルの読み書き」は使用頻度の高い操作であり、速度の向上はソフトウェア全体のパフォーマンスに大きく影響します。そんなファイルの読み書き操作を行う際に「mmapを使った方が通常のシステムコールよりも高速にファイルを操作できる理由」について、ブリティッシュコロンビア大学の准教授であるAlexandra Fedorova氏が説明しています。 Why mmap is faster than system calls | by Alexandra (Sasha) Fedorova | Medium https://sasha-f.medium.com/why-mmap-is-faster-than-system-calls-24718e75ab37 OS上でユーザーがプログラムを実行する際、プログラムは「ユーザー空間」と「カーネル空間」と呼ばれる2種類の領域を利用します。
はじめに 本記事は電子書籍版もあります。 linuxカーネルはC言語のマクロを駆使して書かれています。それらのうち、凝ったマクロになじみの無い人には初見では意図がわからない&わかってみれば面白いであろうものをいくつか紹介いたします。対象読者は、C言語のユーザだけれども、マクロは定数定義くらいにしか使わないというライトなマクロユーザです。 マクロを使用する場所に依存するエラーを防ぐ 次のマクロは、二つの引き数の値を置換するだけの単純なものです。 #define swap(a, b) \ do { typeof(a) __tmp = (a); (a) = (b); (b) = __tmp; } while (0) 注目すべきはマクロの定義全体を囲んでいるdo { ... } while (0)という表記です。初見の人には何のことかわからないと思います。考えられる最も単純な定義から遡って、なぜこ
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