先日書いた以下の記事は、かなり大きな反響がありました。 「ひえー、この記事がバズるとは思わなかった」 というのが筆者の素直な感想です。 「ひえー」は驚きを表現する言葉です。実際に使っている方も、少なからずおられるようです。ただし将棋界ほど話し言葉として頻繁に使われる業界は、やっぱりかなり珍しいでしょう。 筆者がいま手元で使えるデータベースにおいて、新聞観戦記上で最も早く「ひえー」という声が確認できるのはこちらです。 ここまで我慢を重ねてきた森下に、ついに攻めの手番が回った。指し手は▲1五桂。羽生、「ヒエー」と叫んで頭をかきむしる。森下は「ウーン」と低い声。 出典:鈴木宏彦:棋王戦五番勝負第2局▲森下卓八段-△羽生善治棋王「沖縄タイムス」1997年7月5日夕刊 ネットやデータベースで「将棋 ひえ」などと検索しみると、おおよそ次のような知見が得られます。 ・なるほど将棋界ではベテランから若手ま