▲ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム 300円で買える真っ白のガンプラが1980年当時のキッズを熱狂させた、というのは本を読んで知っているけど、いまのガンプラを見るとにわかには信じがたい。 いまも新製品が続々と発売され続けているガンプラは、接着剤を使わずに、ただパーツを切り離してパチパチと組み上げるだけで全体を塗装したかのような仕上がりになるのが当たり前になっていて、人間でもできないようなポーズをとれるほど各部の関節は動きまくるようになった。 パーツは増え、デザインは何度も再定義され、もはや「次はどのモビルスーツがプラモになるのか」よりも「次はどんなバージョンのガンダムがプラモとして登場するのか」という、スケールモデルでは考えられないような状態。 それはまるで、グラウンドを何周も何周も走り続けて、ただひたすらに速く、ただひたすらに美しくフォームを整えていくランナー