クロージャの基本形 前回はJava SE 7で導入される予定のクロージャについて、その概要とプロトタイプ実装の使い方を紹介した。今回は、実際にクロージャを用いたプログラムを書いてみたい。 BGGA版の仕様では、クロージャを使うための基本となる演算子は「=>」となっている。クロージャを定義する基本的な形は、この演算子と{}を組み合わせて次にようになる。 {パラメータのリスト => ブロックステートメント} クロージャを実行するにはinvoke()メソッドを呼び出す。たとえばリスト1は「1234」という数値を返すクロージャを定義し、invoke()を使って実行した例である。「{=>1234}」の部分がクロージャを表すブロックだ。 リスト1 FirstClosure.java - 最も基本的なクロージャの例 public class FirstClosure { public static vo