2013年10月10日のブックマーク (1件)

  • V字モデル【前編】

    この話はフィクションです.フィクションと言うからには,「ですます調」より「である調」のほうが似合うと思うので,今回(前編)と次回(後編)はそのようにします. ●眠れない 私はひどく不機嫌だった.眠むいのに寝れないときほど不機嫌なことはない.とにかく,上下さらには左右からやってくるステレオをとおり越した過激なサラウンド状態のイビキが私を異常にイラつかせていた.夜中の2時に仕事を終え,近くのビジネスホテルを巡ってみたが空きがなかった. しかたなくカプセルホテルを利用したのだが,このありさま.これでは一向に眠れない. ●上田君 その場にいることが苦痛だったので,フラフラとロビーへ行き,飲みなれないビールを注文する. そこには一緒に会社を出た後輩の上田君がすでにビールを飲みながら座っていた.彼も慣れないベットで眠れない様子だった.上田君は学生時代からスポーツマンで,彼の体格ではベットが小さいかもし