←前へ | もくじ | 次へ→ 母集団から標本を取り出して計算した標本平均は、母平均の推定値として使うことができます。しかし、それは母平均にぴったり一致しているわけではありません。あくまでも推定値です。サンプルサイズが小さければ、標本平均と母平均が離れている可能性が高くなりそうですし、逆に、サンプルサイズが大きければ、標本平均と母平均とが近くなるような気がします。 そこで、母平均を、ある幅を持って推定しようということを考えます。これを「区間推定」と呼びます。「標本から推定すると、母平均はこの値からこの値までの間にはいるのではないか」という形で推定をおこなうのです。 区間推定の考え方 区間推定の考え方を説明していきましょう。 まずポテトの母集団の分布を考えます。この分布が「正規分布」にしたがっているとします。正規分布というのは、下の図のように平均を山の中心として左右になめらかに広がった「つり