山中 浩之 日経ビジネス副編集長 ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。 この著者の記事を見る
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 再び到来の就職氷河期で大学生が大変な目にあっている。だが、「狭き門」であることにおいて、宇宙飛行士の選抜も負けてはいない。 「閉所缶詰」 宇宙飛行士の“就活”のクライマックスはこれである。 狭い場所での長期の共同生活――。その人間ドラマは、宇宙飛行士に成長するまでのプロセスを丹念に追った本書の中に、リアルに描かれている。著者は、キャリア20年以上の宇宙専門の女性ライターだ。 書類審査や面接などをクリアできても、最終の「第3次選抜」という巨大な壁が待ち受けている。虫一匹通らず窓もない閉鎖施設に、1週間(168時間)閉じ込められる「長期滞在適性検査」である。 フォロワー人材を高評価 今、地上400キロメートルの軌道上を周回するISS(国際宇宙ステ
スパルタ教育という言葉がある。 賛否はともかく、この言い回しの意味するところを知らない人はそんなにいないと思う。 が、私が小学生だった頃は、誰も意味を知らなかった。というよりも、「スパルタ教育」という言い方自体が、まだ存在していなかった。一部のインテリ層が使っていた可能性はあるが、われわれのような普通の庶民は聞いたこともなかった。 「スパルタ? 誰だ?」 という感じ。スパルタが古代ギリシアの都市国家名に由来するということすら知らなかった。当時、この種のカタカナを使うのは洋行帰りの知識人に限られていて、そういう連中は「キザなヤツ」と見なされていた。「おそ松くん」に出てくる「イヤミ氏」がその典型だ。靴下が伸びている。もしかして、赤塚先生にとっては、ナイロンのソックスを履いているというだけで、キザだったのかもしれない。そういえば遠藤周作は「靴下のクサい文化人」という言い方で、キザな青年をクサして
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