民主党の鳩山由紀夫代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)が政治資金収支報告書に虚偽の記載をしていた問題で、友政懇が98~07年の10年間に受け取った個人献金は総額約5億9000万円に上ることが分かった。このうち「5万円以下」の条件を満たす匿名献金が6割を占めている。鳩山代表は30日の会見で、虚偽記載の背景について個人献金の少なさを挙げたが、説明に矛盾が生じている。 政治資金収支報告書などによると、友政懇は98~07年に年間約2700万~1億1000万円の個人献金を受けていた。匿名献金は毎年約560万~8200万円献金されており、10年間の総額は3億4000万円に上る。特に03年(8200万円)は個人献金全体の約74%を占めていた。政治資金規正法では、年間5万円以下の献金については、氏名などの個別記載の必要がない。 鳩山代表は30日の会見で、秘書が05~08年の収支報告書に、故人や実
山形県中山町で28日、「全国かぶと虫相撲大会」が開かれ、小学生ら430人の自慢の「力士」が出場。高さ約70センチの棒を土俵に、トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。 ルールは、60秒後に相手より高い位置にいた方が勝ち。優勝決定戦は、同県鶴岡市の小学2年、小林拓真君(7)の「キングカブト」と中山町の小学1年、伊藤丈一郎君(6)の「キングジョー」の対戦に。 猛然と登りつめ、勝利を目前にしたのはキングカブト。しかし次の瞬間、ブーンと飛び立ち、会場外へ消えて失格に。あっけに取られる小林君を残し、名誉より自由を選んだ?【細田元彰】
◇細い線1本消すために… 東京都下水道局が新調した職員の作業服用のワッペンに、波線が描かれているのは「内規違反」だとして、同局が約3400万円をかけて作り直していたことが分かった。 細い線1本が原因で多額の公金が無駄になり、最初のデザインを決めた幹部2人が訓告処分を受けたが、あまりの「お役所仕事」ぶりに石原慎太郎知事は「くだらねえ完全主義だ。骨身にしみて反省させる」と憤慨。作り直しを決めた職員も処分する意向を示した。 下水道局は今春、職員の作業着約2万着を一新。右胸につけるシリコーン製のワッペンを新たに縫い付けることにした。都のシンボルマークであるイチョウの横に局名を描き、その下に「水をきれいにする」というイメージを込めて、水色の波線(約5センチ)を加えたワッペンを考案した。 だが昨年11月、局内からシンボルマークの取り扱いを決めた内規「基本デザインマニュアル」に触れるとの指摘があった。内
◇大阪府警、容疑者逮捕 7日午前8時ごろ、大阪市生野区林寺4の市道で、自転車に乗っていた同市東住吉区のパートの女性(71)が、前かごに入れていた手提げバッグを後ろから自転車で近づいた男に盗まれた。女性は自転車で約350メートル追い掛け、男を取り押さえた。大阪府警生野署は窃盗容疑で現行犯逮捕した。女性にけがはなかった。 男は住所不定、無職、早川英治容疑者(32)。女性は「腹が立ったので絶対つかまえたろうと思った。(容疑者が)若い子やったので、気の毒やわ」と話しているという。 同署によると、女性は被害現場から約200メートルの路上で、自転車を乗り捨てた早川容疑者にいったん追いつき腕をつかんだ。同容疑者は振り切ってさらに逃走。女性は追跡をやめず、150メートル先で捕まえた。バッグに入っていた現金は110円だった。 早川容疑者が乗り捨てた自転車はチェーンが外れていたという。【衛藤達生】
大手重機メーカー「三菱重工業」の高砂製作所(兵庫県高砂市)で8年半、請負と派遣の労働者として働く男性(46)が、「偽装請負状態で長く働かされた」として、同社の正社員としての地位確認を求める訴訟を年明けに神戸地裁姫路支部に起こす。同製作所は3年間の派遣期限を迎える09年4月以降、派遣労働者を正社員にせず、基本的に再度請負に戻す。三菱重工のように09年以降に同様の期限を迎えるメーカーが多いために「09年問題」と呼ばれ、加速する「派遣切り」の一因と指摘されている。 提訴するのは、同県加古川市の派遣労働者、圓山(まるやま)浩典さん。圓山さんは00年、請負会社の社員として同製作所で働き始めた。圓山さんによると、当初から作業の指示は三菱重工の正社員から直接受けており、偽装請負の状態だったという。 圓山さんは昨年9月ごろ、知らない間に06年4月から自分の身分が「請負」から「派遣」に切り替えられていたのを
コーヒーの成分のカフェインにヒトの痛みを和らげる効果のあることが、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の久保義弘教授らの研究で分かった。カフェインを使った新しい鎮痛薬の開発につながる可能性がある。米国科学アカデミー紀要(電子版)で今週発表する。 痛みを感じる代表的なヒトのタンパク質TRPA1に、カフェインを投与すると、通常よりも反応が鈍くなった。さらに、TRPA1に痛みを感じさせるマスタードを投与して刺激させた後、カフェインを投与すると反応が抑えられた。実験で使ったカフェイン濃度は水1リットル当たり2グラム。 カフェインには覚せいや利尿などの作用があるが、久保教授によると「ずきずきする痛みなどを抑える新しい作用が分かった」という。ただ「実験では投与する濃度が高く、ほかの作用も効きすぎてしまうため、薬を開発するには課題も多い」とも説明している。 一方、マウスのTRPA1に同様にカフェ
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