所得が増えるごとに税率が増えていることが分かりますね。 たくさん稼いでる人にたくさんの税金を払わせて所得の再分配を実現しようというのが所得税の役割の一つでもあります。 でも知っていましたか?実はこの税率通りの税金を支払っている人はいないんです。 なぜなのでしょうか? 表の一番に右にある税額控除の表がヒントです。 所得税の実質税率所得税の計算方法は以下の通りになっています。 所得税 = 所得金額 × 所得税率 - 控除額 この控除額は税率の境目でいきなり税額が上がらないような配慮のため設定されています。 控除がないと例えば所得が330万円の人が税率10%で税額が33万円なのに、所得が330万5千円になるといきなり税率が20%になり税額が66万千円に増えてしまいます。 これはどう考えても不公平ですよね。 控除があれば以下のような計算になります。 330万円 × 10% - 97,500円 =