神戸市立高倉台小学校(須磨区高倉台4)で今月9日、1年生を担任する女性教諭が、あいさつの号令を巡ってクラスの児童全員を約1時間、立たせたままにしていたことが、神戸市教育委員会への取材で分かった。 市教委によると、女性教諭は2時限目の授業終了時、日直の児童が「起立、礼」の号令をうまく言えなかったことに対して叱責。授業終了後の休み時間も含め、約1時間、学級全員の約30人を起立させていたという。 翌10日、保護者から学校に問い合わせがあり、校長が女性教諭に確認して発覚した。女性教諭は「日直の児童が号令をうまく言えるまで、クラス全員を待たせていた」と説明している。 幼い児童を長時間立たせることは学校教育法が禁止する体罰に当たる可能性があり、市教委は「事実関係を調査し、厳正に対処したい」としている。学校は31日に保護者会を開いて説明するという。(長谷部崇)