再来年4月に開幕する大阪・関西万博。運営費も1000億円以上に増額する見通しです。 大阪・関西万博は、会場の警備費や人件費などの運営費を当初809億円としていました。しかし、博覧会協会の関係者によりますと、物価高による人件費の高騰などで、運営費の総額は1000億円以上に上振れする見込みだということです。運営費は主に入場チケットの収入で賄うことになっていて、運営費が上振れすると赤字となる“リスク”につながりかねませんが、12月11日、協会の副会長を務める大阪府の吉村洋文知事は「赤字が出ても府や大阪市で負担しない」ことを強調しました。 (博覧会協会副会長 吉村洋文大阪府知事)「運営費については、国が『もし赤字になっても補填しない』というふうに明言をしています。これは大阪府市も同じです」 運営費については、12月14日の理事会で協議するとみられます。