ある評論家が「自分が支持しない言論でも、その言論の自由は命を懸けて守る」と言っていました。とてもかっこいい発言ですが、私は違和感を覚えました。 もちろん言論の自由は守られるべきですが、「命を懸けてまで守らなければならない」のは、自分に必要な言論だと思います。 命を懸けて守るべき言論とは 以前、ある店でとある大学の法学部の男性教授が「女に参政権は要らない」と大声で話していたのを耳にしたことがありました。私は「法学部の教授が、こんなにレベルの低い人権侵害発言をしていいのか」と驚き、あきれました。 その発言は大学の講義ではなく、彼にとってはプライベートの場での与太話でしょうし、そもそもその人にも思想信条の自由も、言論の自由があるのも理解はできます。 とはいえ、命を懸けてまでこんな人の言論の自由を守ろうとは思いません。 例えば、その教授がその思想を持っていることで弾劾されたとして、その権利回復のた