大阪府東大阪市で通行人に暴行し金を奪ったとして、近畿大学ボクシング部に所属するいずれも19歳の男子学生2人が逮捕された事件を受け、近畿大は18日、ボクシング部を同日付で廃部とすることを決めた。同部は、現役の世界チャンピオンが輩出したほか、大学日本一に11回輝くなど、「西の名門」として知られていた。 近畿大によると、同日午前から懲罰委員会を開き、逮捕された2人の無期停学処分を決めた。その後畑博行・学長や理事ら10人が集まり、緊急幹部会を招集。約2時間の協議で廃部を決めたという。 大学関係者によると、「伝統あるクラブを廃部にするのは厳しすぎるのでは」という意見もあったが、強盗容疑で逮捕された事態の重大性や、犯行を繰り返していた疑いがあると報道されていることなどが理由となり、「廃部はやむを得ない」との意見が大勢を占め、最終的には全員の意見が一致した。浜田吉治郎・ボクシング部総監督は責任を取っ