いよいよ中国の空母がお目見えする。ウクライナから取得した未完成空母「ワリヤーグ」の改修を大連港で急いできた中国が8月1日にも初の空母となる「施琅」の試験航海を実施するのではないかとの情報が流れている。中国は「施琅」を練習用空母として運用するとの見方があるが、いずれは国産の新型空母を次々と建造して洋上に送り出してくるのは確実だ。中国の海軍力の脅威はより深刻度を増してわれわれ日本に迫ることになる。そこで提案したいのがヘリコプター搭載護衛艦「22DDH」の建造計画を白紙撤回し、日本も空母建造に乗り出すという構想だ。「22DDH」で中国の空母に対抗できるか? 「22DDH」は全通甲板を持つ「ひゅうが型」を大型に発展させた護衛艦で、「ひゅうが型」が全長197メートル、全幅33メートル、基準排水量13500トンなのに対して全長248メートル、全幅38メートル、基準排水量19500トンとなり、完成すれば