IRの建設予定地となっている夢洲(ゆめしま)。後方には梅田のビル群が見える=大阪市此花区で2022年2月22日、本社ヘリから加古信志撮影 カジノを含む統合型リゾート(IR)の大阪府と大阪市による誘致を巡り、賛否を問う住民投票の実現を目指す市民団体は26日、賛同する署名が15万7716筆集まり、住民投票条例の制定を府に直接請求するために必要な法定数(約14万6000筆)を上回ったと明らかにした。今後、未回収分を合算した上で、署名者が有権者登録している各選挙管理委員会に提出する。 地方自治法の規定では、住民投票条例の制定を知事に請求するには、府内有権者(約732万人)の50分の1の署名を集める必要がある。選管が署名を有効と判断すれば、知事は条例案を府議会に提出する。さらに府議会が可決すれば住民投票が実現するが、府議会ではIRに賛成する大阪維新の会が過半数を占める。大阪市議会では2月、IR誘致の