東京 江東区の木村弥生区長は、公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部に関係先を捜索されたことを受けて、区長を辞職する意向を明らかにしました。疑いについては、捜査中を理由に答えませんでした。 江東区の木村弥生区長は、ことし4月の区長選挙で初当選しましたが、選挙期間中、陣営がYouTubeに本人の姿や「木村やよいに投票してください」という文字を組み合わせた有料広告を出していました。 公職選挙法は、選挙期間中にインターネット上の有料広告で候補者名などを表示して選挙活動を行うことを禁じていて東京地検特捜部が、24日、公職選挙法違反の疑いで区役所の区長室などを捜索し、本人も任意で事情聴取を受けていました。 木村区長は、26日午後、臨時の会見を開き「このあとも事情聴取など捜査が進む中で、新年度予算の編成など重要な区政を、これ以上、混乱・停滞させてはならないと考えた」と述べ、辞職する意向を明らかにしました