【米国ブログ】日本の和の精神「連帯感はあるが、なれ合いも」 欧米社会では協調性をあまり重視しない傾向がある。「きしむ車輪は油をさされる」という英語のことわざがあるが、「意見を主張する人ほどその意を汲んでもらえる」という意味で使われるようだ。 筆者は、「自分が成功する必要があるなら、たとえ同僚に立ち向かっても自分の要求を話し貫く姿勢が求められる」という考え方は欧米人には浸透していると語る。 一方、日本では「出る杭(くい)は打たれる」と一般的に言われる。筆者は日本滞在中、「調和と協力を維持することはどんな個人の成功より重要だ」と痛感。日本文化も含めてアジアの国々では、グループ全体の利益は一個人の必要性や希望よりはるかに優先されると指摘。「意見や欲求を主張しすぎると、グループから追放される恐れがある」とまで感じたようだ。 筆者は、日本語の「和」という言葉が好きだという。「調和や平和という語